こんにちは。関東地区チューターの塚本です。 最近は昼夜の寒暖差が大きく、風邪気味になりました。 皆さんも体調管理にはお気をつけて!
今回は関東地区Bチーム11月の定例会がJUON NETWORK (認定特定非営利活動法人樹恩ネットワーク)にて開催されました!
まず、はじめにアイスブレイクとして、いらすとや(著作権フリーのかわいいイラストです) クイズを行いました。あるイラストをみてその名前を当てるゲームです。
このイラストなら「○○○○○○○○○○のイラスト」という問題です。 (著作権フリーなので使わせてもらいました。正解は「ゴミを食べるウミガメ」です。) 一番印象的だったのは、タピオカのイラストですね。みんな頑張って答えていました。 続いて、JUON NETWORKの理事・事務局長の鹿住さんから団体紹介をしていただきました。 JUON NETWARKは、都市と農村漁村の人々のネットワークを結ぶことを通じて、 環境の保全改良や地方文化の発掘と普及、過疎過密の問題解決などを活動の軸として、 1998年に大学生協の支援を受けて誕生した団体です。 現在は、都市と農村漁村が支え合うネットワークを、 森林などをめぐる体験・交流・応援の活動によって広げ、 持続可能な社会を創造することを目的として活動しています。 活動事例として、「エコサーバー」という検定や青年リーダー養成講座などを通じた人づくり、 間伐材の利用を通じた企業・生協の森づくりなどを紹介していただきました。 その後、鹿住さんからCSOラーニング制度について、アドバイスもいただきました。 インターン生に期待していることは「学生・若者ならではの視点」であり、 基本的にインターン生がやりたいことをやりたいだけできる環境にしたいと おっしゃっていました。また、本制度から環境問題の解決のみならず、 何事においても大切な「継続は力」であることを学び取ってほしいと語っていました。 CSO生による活動共有の後に、自主プロジェクトについての話し合いが行われました。 環境財団の斉藤さんから、「最終形を意識して活動を進めてください」とのご指摘。 今までの活動を反省しながら、今後に向けて有意義な改善がなされた模様です。 今後の活動に期待ですね!
関東地区チューター 塚本 啓之
こんにちは。 損保ジャパン日本興亜環境財団の佐藤です。
11月11日から市民のための環境公開講座(Part3) 「伝える・つなげる仕事」を開始しました。 第1回は、「マシンガンズ滝沢と考えるゴミ問題」と題して 芸人の滝沢秀一さんにご講演をいただきました。
滝沢さんはお笑いコンビ「マシンガンズ」として活躍する一方、 7年間ゴミ清掃員としても働いています。 毎日のゴミ収集作業の中で気がついた「ゴミ清掃あるある」をつぶやいたツイッターが、 SNSで大きな話題となり、コメントをまとめて奥様のイラストとともに出版した本が 反響を生むなど、大活躍されています。
ゴミ収集時の苦労や、その過程で見えた地域格差の問題、 さらに廃棄物を調べる中で知ったゴミ先進国スウェーデンの取り組みなど、 話題は多岐に及び、会場は笑いが絶えませんでした。 また、平均すると全国のごみ処理場はあと20年でいっぱいになる、 ゴミの量を減らすことに本気で取り組むべきと重要性を強調されるなど 深刻な問題を認識した講演となりました。 第2回は 11月18日(月)18:30~20:00 「メディアと考えるSDGsの自分事化とメディアの役割」と題して、 株式会社フジテレビジョンの木幡美子氏、 講談社FRaU編集長の関龍彦氏に対談をいただきます。お楽しみに!
申し込みはこちら → 市民のための環境公開講座申込み
こんにちは。関東地区チューターの塚本です。
電車とバスに揺られること約二時間・・・(それ以上かかった人も) 関東地区Bチームの定例会は神奈川県葉山町、海をフィールドに活動を行っている NPO法人オーシャンファミリー海洋自然体験センターにて開催されました! 異例となる祝日での開催ということで、特別なプログラムとなりました。
はじめに、代表の海野さんからオーシャンファミリーについてお話ししていただきました。 海は地球上の水の97.5%ということから、 海を守ることは水環境や地球環境を守ることとほぼ同義であるといいます。 印象的だったのは、海表面の水に異変が起きると、 その水が対流して再び海表面までくるのに約4000年も年月を要することです。 私たちが今汚してしまっている海は、 私たちが亡くなったずっと先まで残ってしまうということになります。 オーシャンファミリーは子ども達に海のなかで遊ぶ体験を提供することで、 海を好きになってもらいたいといいます。 海を好きになったり自然の素晴らしさを感じることで、 海・地球環境を守らずにいられないという気持ちにすることができるのだと。
ラーニング生の活動共有を行った後...海岸へ移動して漂着物の観察を行いました! 海がきれい~、毎回こんな場所で活動しているインターン生がうらやましいです。 プラスチックごみの問題となっているマイクロピーズ、石に穴を空けて住む貝、 海綿、コールタールなど、新たな発見がたくさんあって子どもに戻った気分になりました。 その中でも一番の驚きは、海野代表の知識量です! 漂着したせとものの形や着色、 劣化具合などから年代やものを推測できてしまうなんてびっくりです! 専門の方ってすごいな~と改めて実感しました。
人工物がたくさん漂流していることも今回の体験で実感させられました。 海辺に打ち上がるのはほんの一部で、多くは海表面や海中に漂っていることから、 これらのプラごみも「氷山の一角」に過ぎないのだと思うと、とても信じられません。
いつもインターネットや文献で知識を得ているだけで現場の実態を知らなかったので、 このような機会を経験できて良かったです。 人に教えられて行動するのではなく「体験」という学びを通して実態を把握するとともに 、個人個人がそれぞれ異なる「何か」を感じとって、 行動に移していくというプロセスが大切だと思いました。
海岸での観察を終えて、自主プロジェクトの話し合いをしました。 なかなか計画通りには進まないけれど、 みんな試行錯誤しながら頑張っているようです!最終発表が楽しみですね。 懇親会の鍋パーティーも、一部のラーニング生がが調理に手間取っていましたが、 とてもおいしい鍋でした!ごちそうさまでした! 関東地区チューター 塚本 啓之
皆さん、こんにちは。 損保ジャパン日本興亜環境財団の長沼です。 10月24日、特定非営利活動法人環境会議所東北の事務所で開催された 宮城地区定例会に参加しました。 アイスブレイクと、それぞれの団体での活動報告を共有したあと、 環境会議所東北の専務理事である山岡さんのお話しをうかがいました。 山岡さんのご提案により、 学生からの質問に答えながら活動内容を説明していくというスタイルで 進めていくことになりました。 参加者からは次のような質問があり、丁寧にご回答いただきました。 Q.環境会議所東北を立ち上げた経緯は?
A.20数年前子育てをしていた時に、大量に廃棄されている育児関連商品をきっかけに廃棄物 問題に関心が湧いた。その時に宮城大学の教授から聞いた「環境経営」の話が非常に面白く、 その話を人々に広く聞かせたいとサロンを立ち上げたのがきっかけ。
Q.NPOにした理由は?
A.営利目的の団体ではないので、会社化はしなかった。 環境問題に取り組むには時間がかかるが、 任意団体では継続していくうえで色々と難しいこともあるため、 NPO法人として法人格を取得した。
Q.人々を巻き込む力はどうやって生む?
A.『人の話に耳を傾け、また自分の話に耳を傾けてもらう』コミュニケーション能力が重要。 自分の理想を具現化していくことは机上の空論では成し得ない。 実効性のあることをするには行動し、経験から学ぶしかない。 引き続き、自主プロジェクトの話し合いをしました。 自主プロジェクトの最終的な成果物としては、 地球温暖化問題をテーマとしたワークショップを開催したい。 ワークショップは、『海面上昇の問題』と関連づけるために、 沈みゆく南の島(キリバス等)の特産であるパームオイルを 使用したキャンドル制作などの要素を盛り込むみたい等々、 活発な意見が出されました。
先の台風は、皆様お怪我等ありませんでしたでしょうか? 宮城県は各地で河川の決壊による浸水や土砂崩れが発生し、 混乱した状況が続いています。 大学生としても、大学のボランティアセンター等の機関を経由して、 先週から復旧支援のために現地に入っています。
さて、9月27日にCSOラーニング制度宮城地区 9月定例会を行いましたので報告いたします。
定例会は、公益財団法人オイスカ名取事務所で開催しました。 こちらでは、東日本大震災で流されてしまった海岸林を再生しようという プロジェクトを震災直後から、10年の長期計画を立てて進めておられます。 事務所は仙台空港からほど近く、 周囲はオイスカ名取事務所さんが関わっている黒松の海岸林のど真ん中。 秋の虫がにぎやかに鳴いているとても素敵な事務所でした。
最初にオイスカ職員の林久美子さんからお話を伺いました。 林さんは「押し付けではない支援をやっていきたい。 そうじゃないと長続きはしないし、現地の人たちにやる気をだしてもらいたい。 震災後、名取出身の方が訪ねてきて、何か支援をしてもらえないかとお願いされ、 名取で農業を営んでいた人々に協力を仰いで、「名取市海岸林再生の会」が立ち上がり、 オイスカは資金の援助や技術の支援などを行い、地元の人たちを支援する形で行っている。 海岸林再生のプロジェクトは、10か年計画だが、 10年で終わりなのではなく、上田松がきちんと育つまで支援していく。」 と話されていました。
単に地域外からやってきて、松を植えればいいというわけでない、 地元の人との関わり方や長期スパンでの見通しの建て方を、 実体験からインターン生たちは学ばせていただきました。 インターン生の活動報告では、夏休み期間ということもあり、 各々が個性豊かな経験を積んでいました。 NPO経営者へのゼミや、海洋プラスチックについての講演会をおこなったインターン生から、 子どもたちとのワークショップ、栗駒までのキャンプとバリエーションに富んでいます。
各々が各インターン先で他では真似できない貴重な経験をさせていただいています。 今後後半のインターン活動で、こうした経験を生かしていけるようにします。 インターン生が自主的に行うプロジェクトは、まだまだモヤモヤした時間が続いています。 先月の段階で一度『気候変動の影響を受けている植物で、 ハーバリウムをつくることで啓発を行う』と決めて調査に乗り出しました。 しかしネットで調べてみても、 気候変動の影響を直接受けている植物がそもそも見つからず、方針の転換を迫られました。 しかし簡単に方針を変えるのは難しく、色んな意見が出てまとまらない。 考え直すのならば、宮城らしさも入れたいし、何を伝えたいかもあいまいにしたくない…
結論としては、 【海面上昇の海外の現状と、宮城の現状を伝えるワークショップをする】ことに決まりました。 ただ、これからも一筋縄ではいかないと思われます。
もちろんうまく行く事に越したことはないですが、こうした経験も必要かもしれません。 各インターン先の活動は、目的や組織も洗練されていて、 真面目に言われたことをこなしていればある程度形にしてくれます。 でもそれは、各インターン先が長年積み上げて来られた土台の上に乗せてもらっています。 自分たちで0から始めるのが、どれほど労力がかかるか? 無限にも思えるトライアンドエラーを、インターン生達は今、身をもって感じています。 若者達のチャレンジを応援くださると幸いです。
宮城地区チューター 畠山紳悟