2020 09,25 13:28 |
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こんにちは、SOMPO環境財団の長沼です!
with コロナを踏まえて “無料のオンライン講座”として開講している『市民のための環境公開講座』も、今回がPart1「生きものと気候変動」の最終回です。
堅達さんのお話は少しショッキングな内容で始まりました。
人間が開発を続けた結果、約100万種類の動植物が絶滅の危機に。
温暖化が進み、世界の氷が解けると新しい有害ウィルスが出現するかも。 森林火災の多発化で排出されるCO2が膨大な量に…。 これまでどこか遠い世界のことのように感じていたことが、説得力のある お話しぶりで、とても身近な危機なのだと知り不安になります。 日本も例外ではありません。頻発する豪雨と猛暑。これまで「100年に一度の規模」と 言われていた気象災害が毎年のように起こるようになりました。 破壊されていく自然と進む温暖化。これに歯止めをかけるカギは、「グリーンリカバリー」
だと堅達さんは仰います。つまり、大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済をやめて、 “持続可能な経済”へと転換するパラダイムシフトを起こすこと。 これまで人間が大量に生産して廃棄してきたプラスチック、マイクロプラスチックは
海に流れ、魚を通じた食物連鎖で私達の体の中にも取り込まれています。 また、地上で廃棄されたプラスチックからメタンやエチレンガスが発生しているという 報告も。このように、役割を終えた後のプラスチックは自然界にとって有害でしかない のですが、今多くの国や自治体、企業が“脱プラスチック”へ向けた挑戦に乗り出している そうです。 日本はようやくレジ袋が有料化されるなど、対策が遅れている感があるものの、
堅達さんは、「環境配慮を一日で成すことは難しい。私達一人一人ができることから始め、 そして地球を守ろうとしている企業や自治体を応援することが重要」と仰います。 お腹一杯にプラスチックを食べて死んでしまったかわいそうな海鳥。
それはもしかすると、行動を起こさなかった先にある人間の姿なのかもしれません。
私も今できることから始めようと思います。
次回Part2「未来へバトンをつなぐ“お買い物”」の第1回は、11月4日(水)18:30~19:45
「私達の選択が未来を変える エシカル消費のすすめ」と題して、
一般社団法人 日本エシカル協会 代表理事の末吉里花氏にご講演をいただきます。
お申込みはこちら→ 市民のための環境公開講座お申し込み
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