皆さん、こんにちは。 損保ジャパン日本興亜環境財団の佐藤です。 12月4日、新宿において、第9回「市民のための環境公開講座」を開講しました。
今年度最終回となる今回は、 「市民工房=ファブラボから始める解決モデル~専門家にならないススメ~」と題し 鹿児島でエネルギー自給自足の生活をしている ヒッピーのテンダーさん(小崎悠太さん)にご講演いただきました。
テンダーさんは23歳の時に原発問題について考えるため 青森県六ケ所村に一年間滞在したのをきっかけに、 知恵と技術を求めて米国ネイティブアメリカンのトラッカーズ(猟師)スクールで学んだり、 各地を放浪されたそうです。
現在は電気・水道・ガス契約なしで鹿児島の山中で生活をされていますが、 決して原始的な暮らしではなく、太陽光発電で電気で作ったり、 ファブラボを開設して3Dプリンターを使って工作機械をこしらえるなど、 環境負荷をかけなくても可能な「現代的」な生活の一端をご紹介いただきました。
また、メディア情報の受け売りでなく、 自分で経験して自分の頭で考えることの大切さを力説されるなど、 我々の生き方を考え直すヒントを提供していただいたと思います。
今回をもちまして今年度の市民のための環境公開講座は終了となります。 一年間ありがとうございました。 来年も、「認識から行動へ」つながるような学びの機会を提供してまいりたいと思います。 お楽しみに!