2023 02,01 16:57 |
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こんにちは。
関東地区チューターの吉田美波です。
期末テストや卒論、修論、就活、、、学生は何かと忙しい時期ですね。
冬も最後の一山にさしかかり、また新しい春を迎えようとしています。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて、1月19日に関東地区で第7回、今年度最後の定例会を開催いたしました。
今回の定例会は前回に引き続き、
1.派遣先団体での印象的だったことの発表 2.ミニプロジェクトの話し合い
の二部構成で行われました。 1.派遣先団体で印象的だったこと
今回は7団体11名のラーニング生から発表がありました。
【ECOPLUS:酒井さん、橋本さん】
ECOPLUSは今年度で30周年を迎えるNPO法人です。
酒井さん、橋本さんは主に、体験活動のサポートやSNSでの広報活動、事務作業に
取り組まれました。そんな中でもお二人それぞれが印象的だった活動は… 橋本さんにとっては「芝ネイチャー学校」。
子供たちの探求心に驚き、何でも興味を持つことの大切さを学び、実体験を通した
農業の大変さ・若年層の就農の必要性を感じたそう。 酒井さんにとっては「田んぼのイロハ-稲刈り偏-」。
普段機械でやることを実際に手でやることで、食事のありがたさを実感。活動を通して
いろんな人と話していろんな人の意見を聞けたのも楽しかったそう。 写真の皆さんの表情がいきいきしていて、とても充実したイベントであったことが
伝わってきます。 【共存の森ネットワーク:前原さん】
共存の森ネットワークは「聞き書き甲子園」という、全国の高校生が森や海、川の
「名人」を訪ね、その知恵や技術、ものの考え方や人となりを「聞き書き」し、 記録する活動をメインに行っている団体です。 子供の無邪気さ、感受性の豊かさに癒されると同時に、子供が大人以上に自然や生命に
ついて考えていたことに驚いたそう。また、イベントの広報を行った際に、どうしたら たくさんの人の目に留まるのか、来たいと思ってくれるのか、工夫することが難しかった ようです。 ロマンのある活動をされている団体だと常々感じておりましたが、運営側として、
貴重な体験ができたようです。 【高木仁三郎市民科学基金:村越さん】
高木基金は、科学的根拠を持って社会課題を解決しようとしている国内外の市民団体を
助成する団体です。私の元派遣先でもあり、懐かしい気持ちで発表を聞いていました。 村越さんが印象に残ったのは、高木基金初の試みの「クラウドファンディング」。
クラウドファンディングはお金を集めることだけが目的ではなく、支援者の輪を増やす
ことも大事で、長期的な視点で物事を捉える大切さに気づかされたそう。 広報の面ではもう少し積極的に広報をしてもよかったかもしれないと反省されていました。 私自身、今回初めてクラウドファンディングをしてみて、その手軽さに驚くとともに、
物を購入するように、自分の何か好きなものに対して投資できる仕組みがとてもいいなと 感じました。 【WWFジャパン:谷口さん、浜岡さん、劉さん】
ご存知の方も多いと思いますが、WWFは100カ国以上で活動している環境保全団体です。
これまでのWWFでの活動の中で、オフィサーヒアリングが印象に残っているようです。
オフィサーヒアリングとは、自分で調べたことを正しく知るための活動です。 その道のプロとお話できる楽しさ、ユースに対する期待度の強さを感じたようで、 充実した活動ができたようでした。 現在、環境問題に興味があるユース向けのプログラム作りを行っているということで、
インターンが終わっても活動が続きます。三人で協力してこれからも頑張ってください! 【日本自然保護協会:深澤さん、黒島さん】
深澤さんはパンフレットづくりが印象に残ったようです。“私たちの目に触れるのは、
会議の過程があった上での条文で、条文ができるまでのプロセスの中で、参考になることも たくさんあるはず”ということで、そのプロセスで述べられたことも必要であれば伝えるべき、 という想いで取り組まれたそうです。 お二人とも落ち着いた発表で、本格的な活動をされていて、かっこよかったです。
【パブリックリソース財団:川亦さん】
パブリックリソース財団は、寄付者と支援を必要とする団体を繋ぎ、資金提供だけでなく
コンサルタントのようなマネジメントも行う中間支援団体です。 これまで様々な活動をされてきたようですが、「寄付」というお金の使い方をより多くの
人に伝えていきたい、ということや、大企業や行政で「働く」ということだけでなく NPOを通して社会課題を解決することも「働く」ことなのだと気づけたようです。 NPOの捉え方をご自身の言葉でしっかり言語化できていた姿が印象的でした。
【森づくりフォーラム:松田さん】
森づくりフォーラムは「森とともに暮らす社会」の創出を目指し、活動する団体です。
松田さんは、森づくり活動・森林ボランティア保険のデータ整理・森づくり活動の
安全対策ウェビナーから、趣味や楽しみ、自己実現を目的とした森林との関係や、 ボランティア活動の在り方について考え直したそう。 そして、今後のご自身の活動についてまで、発表してくださいました。 産業としてだけでなく、人間の文化も支えてくれる森林、これからも大切にして
いきたいですね。 2.ミニプロジェクトの話し合い
各グループのプロジェクトも続々終了し、フィードバックの時期です。 CSO活動終了後も関係が続くようなプラットフォームづくりや、ポッドキャストでの 配信等々、プロジェクト終了後も面白そうな企画をしているグループがあるので、 今後の皆さんの活躍にも注目です! 以上、最後の定例会の内容でした。
8カ月間、皆さん様々な想いで活動に打ち込んできたと思います。
CSOラーニング制度で過ごした日々はいかがでしたでしょうか? 今年度は、私の拙い定例会報告記事をお読みいただきありがとうございました。
関東地区チューター
吉田美波 |
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