こんにちは。損保ジャパン日本興亜環境財団の佐藤です。
11月25日(月)、市民のための環境公開講座(Part3) 「伝える・つなげる仕事」の最終回が実施されました。 今回は、「SDGsのコミュニケーション」と題して 株式会社朝日広告社の石田一郎さんにご講演をいただきました。
石田さんは、今年5月まで朝日新聞社のマーティング本部長を務められており、 その時に取り組みを始めた「SDGsプロジェクト」についてご説明をいただきました。 これまでは問題点を指摘することが中心だったメディアの姿勢も変わりつつあり、 課題解決を模索する報道への転換が求められていとのこと。 朝日広告社に移られた後も、メディアの発信力を活かして、 SDGsを通じて「世の中をよくする活動」に取り組まれています。
また企業の発信力についてもコメントされ、 課題を認識するだけではなかなか動かない潜在層にアクションを促すためには、 人の共感を生み出す「志(パーパス)」が重要であり、 さらに「かっこいい」「楽しい」といった感情を満たすことで 人は自ら活動するとお話をいただきました。 問題を知ることからアクションへつなげることの大切さと アイデアを学ぶ講演となりました。
今回をもって今年の市民のための環境公開講座は終了しました。 お越しいただいた皆さま本当にありがとうございました。 来年もまたよろしくお願いいたします! なお、損保ジャパン日本興亜環境財団のホームページでは 過去の市民のための環境公開講座のダイジェストを掲載しています。 ぜひ、どうぞご覧ください。 市民のための環境公開講座ダイジェストはこちら
11月18日の「市民のための環境公開講座」(Part3)第2回は、 「メディアが考えるSDGsの自分ごと化とメディアの役割」と題して フジテレビCSR推進室部長の木幡美子さんと 講談社のFRaU編集長兼プロデューサーの関龍彦さんのお二人に対談をいただきました。
セミナー形式の市民のための環境公開講座では、対談はあまりない試み。 どのように進行するのか不安もありましたが、 JEEFの鴨川光さんのファシリテーションのもと、 SDGsを伝えることに真剣に取り組むお二人の熱意が伝わる対談となりました。
視聴率が取れるのか懸念する社内を説得して、 番組「環境クライシス」、「フューチャーランナーズ」を制作したところ、 むしろ社内の意識が大きく変化し、登場人物の推薦情報が寄せられるようになったお話しや、 女性雑誌でSDGs特集を発行する際、思った以上に多数の企業のサポートが得られたことなど、 さらに旅行会社と連携したSDGsのツアー企画にまで発展したことなど、 SDGsへの対応が進むメディアの最先端のお話しを頂きました。 SDGs目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の中で メディアの力がいかに有効かを実感する対談となりました。
次回第3回は、今年の市民のための環境公開講座の最終回となります。 11月25日(月)18:30~20:00 「SDGsのコミュニケーション」について、 株式会社朝日広告社の石田一郎氏にお話しをいただきます。
お楽しみに!
申し込みはこちら → 市民のための環境公開講座申込み