2020 09,10 11:40 |
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こんにちは、SOMPO環境財団の長沼です! 1993年から継続して開催している『市民のための環境公開講座』が始まりました! 踏まえて初めて “無料のオンライン講座”として開催することとなりました。 日本全国から、600名を超える参加者にオンラインで『市民のための環境公開講座』を 受講いただきました。 Part1「生きものと気候変動」の第1回目となる9月7日は 「気候危機・コロナ危機と社会の大転換」と題して、 国立環境研究所 地球環境リスクセンター 副センター長の、江守正多氏にご講演いただきました。 2015年に、世界の国々が気候変動への対策として結んだパリ協定の目標は、 「産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つとともに、1.5℃に抑える努力を追求する」こと。ですが、気温変化のシミュレーションでは、このまま何もせずにいると地球上の気温は、 2050年代頃から、産業革命以前との比較で4℃~8℃上昇してしまうそうです。 今回のコロナ禍による経済活動の停滞で、一時的に減少した世界のCO2排出量はピーク 時で17%程度、年換算だと7%の削減にしかならないとのこと。これではとても目標には 届きません。江守さんは「目標達成のためには、再生可能エネルギーをベースとした、 エネルギーの形の変化が必要。そしてそれを成すためには、人々の世界観の変化を促す 大転換(transformation)が必要」とおっしゃいます。 大転換なんて起こせるものだろうか?と少し不安になりましたが、世の中には 「国民の3.5%が“非暴力”を以て抗議すると必ず革命がおこる」というデータがあるそうです。 江守さんも、全員の意識を変える必要はない、本質的な関心を持つ人々が3.5%集まれば、 エネルギーシステムの変化は起こります、とおっしゃっていました。 人類は今化石燃料文明を卒業しようとする過程にあるそうです。 江守さんの分かりやすいご講演をうかがい、私もその3.5%の一人として、 大転換を起こした後の社会を見てみたいと思いました。 「もっと山や森の中へ」と題して、 動物学者/「けもの塾」塾長の今泉忠明氏にご講演をいただきます。 お申込みはこちら→ 市民のための環境公開講座 お申し込み |
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