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【CSOラーニング制度】2023年度12月 関東地区定例会を開催しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]
CSOラーニング制度関係者の皆さん、こんにちは。関東地区チューターの納富です。
今年の冬は、気象庁によると暖冬らしいですが、例年通りの冬のように寒く震えております。
まだまだ1月や2月にかけてさらに寒くなり、風邪をひきやすい季節は続きます。
インフルエンザ等にも気をつけて、冬を精一杯、満喫しましょう!
さて、12月20日(水)18:30~関東地区の定例会が開催されました。
今月の定例会では、以下2つのことが行われました。
1、各CSO団体による活動発表
2、ミニプロジェクト打ち合わせ&振り返り
1、活動発表について
CSOラーニング生による、この8か月間での活動を約5分で発表してもらいました。
発表者は、①環境エネルギー政策研究所(ISEP) ②環境文明21 ③共存の森ネットワーク
④日本環境教育フォーラム(JEEF) ⑤森づくりフォーラム ⑥CDPジャパンでした。
各団体の発表について簡単にまとめてみました。
①環境エネルギー政策研究所(ISEP) 熊谷さん、廣川さん
ISEPさんは、持続可能なエネルギー社会を実現するために、エネルギー政策、エネルギー事業、
ファイナンス、コミュニティの主に4つの領域における社会への発展を目指す団体です。
主な活動として、事例調査やISEPでのイベント補佐、ISEPでのイベントの視察や意見交換会
への参加、様々なイベントのフィードバックです。
私が、今回の活動報告を聞いた際に印象に残っているのは、福島研修の時の発表です。
その中でも、福島研修2日目に行っていた「二本松ソーラーシェアリング&垂直型ソーラー
パネルの見学」です。発電×農業という一見、相容れない取り組みを実現しているところに
驚き、再生可能エネルギーを広く普及させるという想いの強さに圧倒されました。
ISEPさんの挑戦する精神がこれからの再生可能エネルギーの未来を国内外問わず担うことを
願うのと同時に、今、私たちができることは何かを考える機会にもなるような発表でした!
熊谷さん、廣川さん、発表ありがとうございました。
②環境文明21 遠藤さん
環境文明21さんは、環境への負荷が少なくし、人々が心豊かに生きられる持続可能な
環境文明社会を作り上げる認定NPO法人です。主な活動として、環境文明21における
セミナー、意見交換会への参加、イベントのお手伝い、会報誌の校正、セミナー等の
議事録作成、経営者「環境力」大賞の選定の手伝い、最近始めたインスタグラムの運営です。
私が今回の発表の中で印象に残ったことは、「経済」と「環境」の理想の持続可能な社会が
違うということです。当たり前に聞こえるかもしれませんが、より良い社会の未来像には、
各々の目的が存在します。経済における持続的可能な社会への取り組みは、資源や食料の確保、
超高齢化・人口減少への対策である。一方で、環境における持続可能な社会への取り組みは、
グローバルな共生、多様性への寛容等になります。この2点を比べた際に、環境が見据える
持続可能な社会は経済の目指す持続可能な社会を含んだより大きな目標であるように
感じました。
環境文明21さんの未来を誰よりも考えているところはもちろん、そのことを踏まえたうえで
行動するところは見習うべきだと強く思いました!遠藤さん、発表ありがとうございました。
③共存の森ネットワーク 高橋さん
共存の森ネットワークさんは、人と自然や人と人そして世代と世代をつなぎ、新たな価値観と
社会を創造することを目的としているNPO法人です。
高橋さんは、東京都青梅市御岳山にて行われた自然イベントについて発表していました。
このイベントは、自然に触れることの少ない小学生と一次産業が衰退しそうになっている
東京の自然公園エリアをつなぐ。そうすることで、環境保全と関係人口の増加の相乗効果が
期待されるイベントです。
高橋さんの発表を聞き、印象に残ったことは、環境教育の大変さを知ることができました。
以前、私も環境教育のお手伝いをしたことがありますが、自分が教わることと他人に教える
ことはこんなにも違うことなのかと感じたことがあります。高橋さんの発表にもありましたが、
1日目の夜には小学生が夜にはしゃいで大変だったことや影絵のやり方、NPOの意義等を
説明することはそう簡単なことではないなと思いました。大自然で行った貴重な体験も影絵の
発表会も必ず人前に出るため、その人前に出て話す勇気を私も見習わなければいけないと
感じました!高橋さん、発表ありがとうございました。
④日本環境教育フォーラム(JEEF) 梅本さん、山口さん、吉冨さん
日本環境教育フォーラム(以下JEEF)は、次世代も心豊かに笑顔で暮らしていけるよう、
多様なパートナーと協働しながら、持続可能な社会の実現を日々目指している団体です。
JEEFは、環境教育の力で環境の問題を対処することを志しています。一般的には、環境問題を
解決するための一手段として用いられる環境教育ですが、JEEFはその逆で活動していました。
発表していただいた活動内容ですが、全国の研究者やNGOの責任者が集まり、環境問題に
どう向き合うかを議論する清里ミーティングや、幼稚園から高校生を対象とした科学・数学
領域の参加型プログラム「GEMS」の開催、子供が奥多摩の森で行うキャンプの運営など
その活動は多岐に渡ります。
私は、この中でもGEMSに参加してみたいです。なぜなら、GEMSでは、自分なりに生物を
生み出すことができ、その生物が今の自然環境に溶け込めるかをイメージできる場だからです。
なんだか、映画「ジュラッシックパーク」の研究者になったような気分を味わえそうだなと
思い、説明を聞いただけでも胸が躍りました!
梅本さん、山口さん、吉冨さん、発表ありがとうございました。
⑤森づくりフォーラム 大串さん
森づくりフォーラムは、人々が森と共に暮らす社会を目指すことを目的としたNPO法人です。
大串さんは、他の方々と違い、四季に分けて森づくりフォーラムが行っていることを発表して
いました。
春は植林、夏は下草刈り、秋は間伐、冬は枝打ちです。この周期から分かることは、
日本に新たな“緑”を増やすよう呼びかけるのではなく、今ある“緑”を大切にしているという
ことです。私はこの発表を聞き、懐かしい気持ちになりました。
なぜなら、私が去年活動したことと活動内容が同じだったからです。夏の下草刈りは本当に
「地獄」です。言葉の通りの意味です。しかし、このような大変な活動の裏には、感謝して
いる人、救われる自然も多くいます。夏の猛暑日に流した一滴の水が、森林を救う。
そのように思うと、頑張ってよかったと心から思います。今回の発表を聞き、改めて
そのような考えが浮かびました。大串さん、発表ありがとうございました。
⑥CDPジャパン 清原さん、水さん
CDPジャパンは、人々と地球のための長期的な経済の繁栄を実現する未来を目指すNGOです。
主な活動は、投資家や企業、国家、地域、都市が自らの意志で環境の影響を管理するための
グローバルな「情報開示システム」を運営しています。
水さんは、自治体のケーススタディを英語で発信したことや海外から届いた環境通信を
日本語に訳すなど日本と海外の中間管理職のようなお仕事を行っていました。
一方で、清原さんは日本企業400社を対象とした気候変動対策に関する取り組みの
スコアリングやSBTiのモニタリングレポートを和訳するといった活動をしていました。
お二人とも日本の環境問題だけではなく、世界から見た日本の環境問題の評価という点に
着目を置き、活動していたことが分かります。
私は、発表を聞き、日本は環境問題に取り組むことは海外からも評価はされている。しかし、
環境問題やそれを管理することが厳しい世の中であることを学ぶことができました!
清原さん、水さん、発表ありがとうございました。
長くなってしまいましたが、簡単に今回の発表者の活動をまとめてみました。
2、ミニプロジェクト打ち合わせ&振り返り
ミニプロジェクトの打ち合わせと振り返りを行いました。どこの班も順調に進んでおりました。来月には、ミニプロジェクトの発表があります。早く聞きたいです!
以上が、12月の定例会の内容でした。
8か月間という長いようで短い期間も残すところ約1か月!!都市において自然に触れること、
環境教育を多くの人に届けること、NPO・NGO団体のイベントで国内外問わず、環境問題に
ついて知ること、このようなチャンスはめったにありません。
今のうちに体験できることは、前向きに取り組み、吸収し、今後に活かしていきましょう!
皆様、忙しいとは思いますが、くれぐれも体調にはお気をつけてお過ごしください。
関東地区チューター 納富虎太郎
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