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2021
10,12
11:52
2021年度日本・インドネシアラーニング生交流会を実施しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]

こんにちは。2021年度CSOラーニング生(派遣先:日本環境教育フォーラム(JEEF)の
小林海瑠です。

SOMPO環境財団では、日本のCSOラーニングだけでなく、インドネシアにおいても現地の
学生対象にNGOラーニング・インターンシップ・プログラムを実施しています。

9月21日(火)には、日本とインドネシアのラーニング生とでオンライン交流会を
開催しました。両国から15名程度の学生が参加し、とても有意義な交流会となりました。



 

はじめに、日本とインドネシアの学生からそれぞれ自己紹介しました。
交流会中は基本的にJEEFインドネシア事務所長の矢田さん、JEEFインターンの春木さんが
日本語⇔インドネシア語で通訳してくださいましたが、自己紹介の時間は全員英語で話しました。
細かい内容を伝えるにはどうしても通訳が必要になりますが、お互いで楽しめるコミュニケーション
のためには、やはり共通の言語で話すことが大事になります。
私も、外国語習得の重要性をまた痛感しました。 

 

 




その次に、日本側、インドネシア側の学生1名ずつからそれぞれのインターンの活動内容に
ついてのプレゼンがありました。


 

インドネシアからは、ArrizkyさんからBorneo Orangutan Survival Foundationでのインターン
活動についての発表がありました。
BOS Foundationは、インドネシアでオランウータンの保護・保全を中心に活動している組織です。
その中でArrizkyさんはコミュニケーション部門に所属し、オランウータンのことや団体の
活動について一般の人々に伝える活動をしています。
具体的には、SNSによる発信やZoomによるウェビナーの開催、グッズの販売サイトのデザイン
などに取り組まれていたとのことでした。
このような活動を通じて、プレゼンのスキルなどを磨くことができたようで、当日のプレゼンや
スライドもとても洗練されたものでした。

 

続いて、みやぎ・環境とくらし・ネットワーク(MELON)ラーニング生の天内さんから
発表がありました。



環境についての情報発信を行なっているMELONが、天内さんの興味分野である
SDGsやデザインなどにリンクすると考え、MELONでのインターンを始めたとのことでした。

MELONは1992年の地球サミットを契機に発足した団体で、さまざまなステークホルダーから
構成される環境NGOです。MELONは複数の部会に分かれて活動しており、天内さんはその中の
「ストップ温暖化センターみやぎ」で活動しています。
例えば、「うちエコ診断」という取り組みでは、家庭でのエネルギー使用についての分析を
行い、省エネに向けたプランについてのレポートを作成するといった活動があります。

 


天内さんは、MELONでブログ執筆、イベント運営、教育プログラムへの参加などの活動をされており、
持続可能な方法で重要なメッセージを伝えることを目標にしているとのことでした。

プレゼンの後には意見交換会のパートに入りました。特にテーマは設けず、各自が自由に
質問をして答えるパートでした。
なかなか質問が出ないのではと少し心配していましたがそんなことは全くなく、さまざまな
質問が飛び交い、時間内で答えきれないほど賑やかな交流会となりました。

 


質問の内容は各自のインターンの活動内容のほかに、環境分野に興味を持った理由、大学に
おける気候変動への取り組み、各国に必要な政策など様々な意見が出ました。

一部を紹介すると、

Q:日本では気候変動に対する関心が高く、自分も啓発に取り組んでいるが、インドネシアでは
どうか?(日本→インドネシア)

A:気候変動対応のボランティア活動を行うものも多いが、一般に気候変動問題への関心は
あまり高くない。今後水害の増加などどのような影響が出るか更なる啓発が必要。

Q:プラスティックゴミの削減とマイボトルの普及のため、大学に掛け合って給水ステーション
を設置してもらった。日本の大学ではどうか?(インドネシア→日本)

A:そこまでの活動はできていない。今後頑張りたい。

Q:ジャカルタからカリマンタン島へ首都移転が計画され、カリマンタン島の野生動物に
深刻な影響が懸念されると聞くが、どう思うか?(日本→インドネシア)

A:首都移転といってもジャカルタをそのまま移転するわけではなく、政府の機能を移転するのみ。
ジャカルタの深刻な交通渋滞や大気・水質汚染を考えるとよい政策だと思う。

また、インドネシアの学生から、「子どもへのエンパワーメントというとインドネシアでは
ストリートチルドレンの保護活動が思い浮かぶが日本でも同じか?」など、日本に住む我々とは
全く異なったバックグランドの質問が出ました。
単なる交流ではなく、そのような両国の課題のギャップやバックグラウンドなどについても
学ぶことができた交流会でした。

こうしてできた縁を、ぜひ今後も活用していきたいとと思います。

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