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2022
08,19
09:45
【CSOラーニング制度】2022年度8月 関西・愛知・宮城地区定例会を開催しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]

こんにちは、関西地区チューターの石部沙季です。

8月10日(水)に、関西・愛知・宮城地区 第二回定例会を開催しました。

 

第二回目のテーマは、“メーリングリストを活用した情報発信”。

 

CSOラーニング制度では、ラーニング生やCSO関係者、環境財団の職員が参加している

メーリングリストを利用して情報共有・発信をすることができます。

ただ、ラーニング生の中で実際に活用している人はあまり多くないというのが現状…。

 

しかしメールは、今後社会に出たときにほぼすべての人が必ず使うことになるツールです。

ラーニング生の皆さんにはぜひこの期間にたくさん練習して、スキルを身に着けてほしい!!

 

というわけで今回の定例会では、

メールを使ってより効果的な情報発信をするための勉強会を行いました。

 

 

(1)メール活用についてのレクチャー(瀬川さん)

はじめに、損保環境財団の瀬川さんから、メールでの情報発信についてレクチャーして
いただきました。

教えていただいたポイントは主に以下の3点です。

 

①メールを送っている目的 を意識しよう

メールを書くとき、つい “送ること” が目的になってしまっていませんか?

しかし大事なのは、受信した人に “読んでもらうこと” であるはず。 

 

メールを読んだ人に、イベントに参加してもらう、ということが目的であれば、

“なんか面白そう!” と思ってもらえるように、

興味をそそるようなタイトルやリード文を考えなければなりません。

 

また、客観的な情報だけでなく、自分が伝えたい魅力など“主観的な想い”を

盛り込んで文章を書くことも重要です。

  

②ターゲット設定と内容の整合性 を確かめよう

大多数に向けての文章を作成するとき、なんとなく誰が見てもいいように

無難な表現を選んでしまいますよね。

しかし、それは当たり障りのない、誰の興味も引かない文章が

出来上がってしまう要因にもなり得るんです…。

 

どんな人に興味を持ってほしいのか、より具体的に対象を絞り、

そのターゲットに確実に刺さるように意識して文章を書くと、

よりメッセージ性の強い内容になるかもしれません!

 

 ③読み手の気持ち になろう

やはり情報を発信する際、

“自分が受け取った時にどう思うか”という視点はとても重要です。

 

あまりにも長すぎる文章だと、自分だったら最後まで読まないだろうな、

こんな見出しだったらメール開きたくなるな、という風に

 

読み手の気持ちを意識することで、

おのずと読みやすく、伝わりやすい文章になるのではないでしょうか。

 

 

(2)イベント告知コンテスト

次に、メール告知の実践練習も兼ねて、架空の環境保全イベント(「生物多様性を守ろう!

~「食」から考える環境保全~」セミナー)の告知メールをグループに分かれて作成し、

一番興味を引くメールを作ったグループを投票で決めるアクティビティを行いました!

 

 


どのグループのメールも、読み手に興味を持ってもらえるように

様々な工夫がなされていました!!

 

具体的には、

 

“○○さんのお話を聞くチャンス!” “○○人限定!”

という文言を入れることで、イベントの特別感を出す

  

“一人暮らしをしているあなた!” “パックの野菜しか買わないあなた!”

など、ターゲットを明確に絞ってアピールする

 

 “食を通して、日々の消費活動を見つめ直してみませんか?”

“食べ物の選び方などで生物多様性を守ることに貢献できるかも”

と、人々に身近なテーマであることを伝え、関心を持ってもらう

  

“命を持続させる食が生物を危機に!?”

といった一般的なイメージとのギャップを生み出し、興味を引く

 

…などなど、

同じイベントの告知メールでも、言葉の選び方や文の構成が変わるだけで、

こんなにも読み手として受ける印象が異なるのだと驚いたと同時に、

目的意識をしっかりと持ち、相手のことをよく考えて、情報発信を行う大切さを
改めて学びました!

 

 

ラーニング生の皆さんも、定例会で学んだことを生かして、

今後メーリングリストもぜひたくさん活用して、どんどん情報発信していってください!

 

さて、いよいよ全国合宿の開催も近づいてきましたね!

今年も対面ではなくオンラインでの開催となってしまいましたが

皆さんにとって、楽しく、学びの多い、充実した合宿になれば良いなと思っています。

皆さんにお会いできるのを楽しみにしています!

 

関西地区チューター

石部沙季

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2022
08,12
16:59
市民のための環境公開講座 8月3日(水)第3回
CATEGORY[市民のための環境公開講座]

こんにちは。SOMPO環境財団の瀬川です。


2022年度「市民のための環境公開講座」の第3回のレポートです。

今回は「認識から行動へ ―地球の未来を考える9つの視点―」をテーマとした

全9回講座の第3回となります。

 

8月3日(水)に開催された今回は、京都大学准教授の深町加津枝さんから

「伝統知と生態系を活かした防災・減災」についてお話いただきました。

 

 防災や減災の分野に限らない話ではありますが、「伝統知」と言われると、

「現代には現代の知を集結した最新のテクノロジーがあるのだから、

わざわざ昔の知恵を引っ張り出してこなくても良いのでは?」と感じる人も

いるのではないでしょうか。(実は私もその一人でしたが…。)

 
今回深町さんにお話しいただいた内容は、上記の問いかけに対する一つの

答えになるのでは、と感じます。今回も私の感想を交えながら講座の概要を

ご紹介しますので、私と同じような疑問をお持ちの方はぜひ最後までご覧ください。

 


深町さんのご専門は「造園学」や「景観生態学」という分野で、人(文化・社会)と

自然がどのように関わっていくか、ということをテーマに長年研究をされています。

研究内容は専門家だけで議論するのではなく、地域の方々との実践を大切に、

という言葉どおり、今回の講座でも膨大な文献調査やフィールドワークで得られた

資料、写真をたくさんご紹介いただきながら、伝統知が防災・減災にどのように

活かされてきたか、実例をお話しいただきました。

 

主に取り上げられたのは、琵琶湖西岸の比良山麓地域の取り組みです。

この地域は急峻な山々と琵琶湖に挟まれた非常に狭い平地のエリアで、

防災・減災の観点からは山間部から流れてくる土砂、水の管理が主要な課題と

なります。あわせて、水田のための農業用水の安定的な確保も重要なテーマです。

 

深町さんからはこの地域の対策例として、①砂防林、②石堤、③内湖の3つを

ご紹介いただきました。①は文字通り集落に土石流が侵入することを防ぐための

樹木、②は同じく洪水、土石流を防ぐための石垣です。③は少し聞きなれない

言葉ですが、内陸部に自然発生した小さな湖(湿地)を、土砂や水の調整弁と

して活用したり、資源活用の場とする取り組みを指しています。

 


いずれも江戸~明治期の古地図と、ドローンが撮影した航空写真を比較しながら

説明いただきましたが、いかに昔の人々が防災・減災の「急所」を押えて対策を

講じていたのかが如実に分かり、とても驚きました。

 

ここで最初の問いに戻るのですが、①~③はいずれも現代の建築技術で

代用できてしまうのでは?という点を考えてみたいと思います。

お話を聞いて私が感じた「現代知」との違いは以下のような点でした。

 

・「伝統知」による対策は、必要な資源がすべて地域内で完結している

砂防林にしても石垣にしても、すべて地域にある自然を活用して作られています。

経済成長のピークを過ぎ、環境配慮や海外情勢の影響で資源活用の制約がどんどん

強まっている現代日本の状況を考えると、非常に重要な知見が詰まっている感じました。

 

・防災・減災のために「開発しない」余白を作る工夫がある

これも個人的に現在の開発と対照的な考え方と感じた部分です。

「伝統知」では、「ここを開発すると防災・減災上リスクがある」という要所を定め、

宗教施設を建てる、言い伝えで開発を抑止する、共有地にして管理する、など

「土地を利用しない」余白を作るために様々な工夫を凝らしています。

 

別の見方をすれば、「個人の利益よりも全体の利益を優先する」考え方が徹底

されており、今日的な開発の考え方とは大きく異なるように思えました。

この「全体」にはもちろん自然環境も含まれていて、総じて自然のままに残す部分

(砂防林、内湖など)と能動的に手を入れる部分(石堤、水門など)の押し引きの

バランスが絶妙と感じました。

 

つまり、「伝統知」が現代より技術的に優れているという話ではなく、根本の発想が

大きく異なる、というのが私の感想です。地域の環境が持つポテンシャルを最大限に

活かしながら開発をする、という考え方には学ぶべき点が多くあると思いますし、

ここに現代の技術があわされば「鬼に金棒」と言ったところではないでしょうか。

 

防災のために「グリーンインフラ」と「グレーインフラ」があるとして、「グリーンインフラ」

が無くてもよい!と考える人はほとんどいないと思います。理想的なグリーンと

グレーのバランスを実現するためにも、いかに「伝統知」の考え方を実際の開発に

実装していくか、みんなで知恵を絞る必要があるのではないでしょうか。

(講義後の質疑もこの点に集中していたのが印象的でした。)


 

次回は9月7日(水)18時から、

「誰でも気軽に楽しく食品ロス削減に参加できるクラダシ」をテーマに、株式会社クラダシ

代表取締役社長CEOの関藤竜也さんに講演いただきます。

 

また、あわせて8月21日(日)10時~11時30分に開催する特別講座、「環境水族館」

アクアマリンふくしまオンラインツアー参加者もあわせて募集中です!

以下リンクからご登録いただけますので、皆さま奮ってご参加ください。

 

<市民のための環境公開講座・お申込み>

https://www.sompo-ef.org/kouza/kouza2022/

SOMPO環境財団・瀬川

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2022
08,10
13:40
【CSOラーニング制度】2022年度7月 関東地区定例会を開催しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]
こんにちは。
関東地区チューターの吉田美波です。

マスク生活に加え、暑さも猛威をふるっており、息苦しい日々が続いています。
こんな時でも暑さに負けず、元気に活動していきたいですね!

さて、7月22日に関東地区で第一回目の定例会を開催しました。アイスブレイクと
派遣先CSOの紹介を行い、お互いへの理解が深まった定例会になりました。
 


1.アイスブレイク
Good & New という、24時間以内に起きた良いこと&新しい発見を共有するゲームを、
グループに分かれて行いました。
 
SOMPO環境財団の瀬川さんから、GOODなニュースの例。
家庭菜園は日々発見があって楽しいですよね。
 
私のグループの様子です。大学生はこの時期、期末テストということもあり、
テストトークで盛り上がりました。大学院生にもなると、テストがないため、
懐かしい気持ちで聞いていました。

2.派遣先CSOの紹介
「派遣先団体の理解・今後の自分の活動の見通し・担当者とのコミュニケーション」を
目的とし、下記の3つの内容を事前に準備して、グループごとに発表しあいました。

①派遣先団体の活動目的
②関わってみたい活動
③インターンシップ担当者の方の人柄

以下、私が参加したグループの発表を紹介します。

・JUON NETWORK(納富さん)
①Mission:都会と田舎の共存、どちらも生きやすい世界に。
Vision:人が自然を正しく自由に使える社会の構築。
Value:自然に対し敬意をもって利用していく。
②森の学校というイベントに一度参加者として参加させてもらったので、今度からは
サポーターとして、自然に興味を持ってもらえるような場を提供していきたいです。
③とても優しく寛容な方で、聖人のような方です!

定例会での発表が初めてとは思えないくらい、スラスラとわかりやすくお話しされている
印象を受けました。

・ECOPLUS(酒井さん)
①環境教育、国際交流、自然体験を通して、人と自然の関係を見つめ直す。
②自分自身、環境に興味を持つようになったきっかけが、自然体験でした。
子供たちの“原点”になり得る活動を支えていきたいです。
③まだお会いしたことがないようで、これからの活動に期待です。

エコプラスは海外のフィールドでも活動しているようなので、感染状況が落ち着いて、
行けるといいですね!

・樹木・環境ネットワーク協会(吉川さん)
①人と自然が調和する持続可能な社会の構築。
②森づくりボランティア!
③苔の分類に詳しく、じつはご近所さんでした。
 
吉川さんはスライドを作成してきてくれました!わかりやすくて聞き入ってしまい、
ついついメモを取るのを忘れてしまいました。

・アサザ基金(伊藤さん)
①かっぱん田の運営や環境教育などを通した、環境保全循環型の社会の実現。
②主にかっぱん田の管理になると思います。保全活動を通して、環境や保全に詳しく
なりたいです。
③気さくで話しやすい、体力オバケの方!

実際に、既に参加されているかっぱん田での活動のお話もしてくれて、生き生きと
話している伊藤さんの姿がまぶしかったです。

以上、相互理解が深まり、これからの活動に期待が高まる発表会でした。
他のグループのみなさんはどうだったでしょうか?

8月の定例会、それに続いて夏合宿…CSOラーニング制度も熱い夏になりそうです!
それではまた来月の定例会でお会いしましょう!
 
関東地区チューター
吉田美波

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2022
07,25
17:45
市民のための環境公開講座 7月20日(水)第2回
CATEGORY[市民のための環境公開講座]
こんにちは。SOMPO環境財団の瀬川です。

2022年度「市民のための環境公開講座」の第2回が開催されましたので、
レポートします。今回は「認識から行動へ ―地球の未来を考える9つの視点―」を
テーマとした全9回講座の第2回となります。



7月20日(水)に開催された今回は、アドベンチャーレーサーとしてTVでも
取り上げられ大人気のお二人、田中陽希さん・田中正人さんを講師に迎え、
対談形式で行われました。



アドベンチャーレースとは、山、川、海、時にはジャングルや砂漠、氷河など、
大自然を舞台として行われる超長距離レースのことです。講師のお二人が参加
しているレースは最低でも500km、夜間も含めて3日間以上も続くような
過酷な条件がメインだそうで、4人1組のチームで助け合いながら、道なき道を
踏破するレースを数多く完走されています。

ということで、今回の講師は「市民のための環境公開講座」では少し珍しく、
いわゆる「環境問題」の専門家の方ではありません。しかし、お二人のお話には
私たちが「認識から行動へ」踏み出す背中を押してくれるような、力強いメッセージが
たくさん込められていました。

今回も私の感想を交えながら、講座の内容をご紹介したいと思います。


先ずは田中陽希さんから、レース中の雄大な自然をとらえた多くの写真とともに、
アドベンチャーレースがどのような競技か、レース中にどんな自然との出会いがあるかを
ご紹介いただきました。



そこには、私たちが日常的に触れる(いわゆる森林公園のような)自然とは大きく異なる、
まさしく「手つかずの自然」の雄大な景色が広がっていました。目の前に迫る高層ビルの
ような氷山、底の見えない湿原、ジャガーの唸り声が響く草原…。
美しくも厳しい自然の中でレースを経験する陽希さんからは、一見正反対とも思える
2つのメッセージが紹介されました。

「手つかずの自然は人間に容赦がない」、しかし「自然の助けがなければ生きられない」。



都市に暮らす私たちは、ともすれば自然をコントロール可能なものと考えてしまいますが、
陽希さんの言葉は飼いならされていない自然の驚異を生々しく伝えてくれます。
ただ、アドベンチャーレースのアプローチはそんな自然を「征服する」ものではないと
感じます。自然の危険にさらされながらも、湧き水で喉を潤し、木の実で栄養を補給し、
その恵みを受けなければ完走することができない、という「共存」「適応」の姿勢こそが
この競技の本質なのでは、ということが伝わってくるメッセージでした。

続いて田中正人さんからは、レース活動を通じて感じられている社会課題について、
非常に示唆に富んだお話をいただきました。



正人さんが所属しているチームのメンバーは、トレーニングをしながら自活する手段として、
群馬県でラフティングツアー会社を設立しています。しかし、コロナ禍でレースもツアーも
中止になってしまい活動がままならず、地域の農業や林業を手伝うことで生活の糧を得る
ことを選ばれたそうです。



事業者として林業に携わることで、正人さんは社会が抱える様々な歪みに気がつきます。
国内林業はまったく採算が取れずに補助金漬けの不健全な状況に陥っていること、
大型機械導入による高コスト体質化とモラルの低下、省エネ住宅義務化による需要の
偏りなど・・・。中でも、国産木材の需要が少ない中で、東南アジアからは森林が消失
してしまうほど大量の木材を輸入しているあべこべの現状は、前回講座で言及された
「自分の国の環境だけ守っても意味がない」という石井さんの言葉を思い出させる内容でした。



お二人の話から共通して感じたのは「体験」の重要性です。レースも林業も実態を肌で
感じた人にしか分からない「何か」があるということが伝わってきました。
本講座でもテーマに掲げているように、環境問題では「頭で理解すること」と「実際に
行動に移すこと」の間に大きな隔たりがあります。このギャップを乗り越えるための
一番の薬は、実は「体験」によって得られる感動や衝撃なのかもしれません。
行動するためにまずは体験を・・・とは堂々巡りのような話になってしまいますが、
難しいことを考えずともアドベンチャーレースに全力で取り組むお二人の姿を見れば、
人知れず多くの人たちが「体験」の場に向かい、行動への一歩を踏み出すきっかけに
なるのではと感じます。
環境問題と言えば破壊される自然の惨状に気が滅入るような話も多い中で、前向きに
自然と触れ合う元気をくれるような講座でした。

次回は8月3日(水)18時から、
「伝統知と生態系を活かした防災・減災」をテーマに、京都大学准教授の深町加津枝さんに
講演いただきます。
豊かな自然の恵みと激甚化する自然災害への対応をどのように両立するか、皆さんも一緒に
考えましょう!ご参加お待ちしています!

<市民のための環境公開講座・お申込み>
https://www.sompo-ef.org/kouza/kouza2022/

SOMPO環境財団・瀬川

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2022
07,22
11:38
【CSOラーニング制度】2022年度7月 関西・愛知・宮城地区定例会を開催しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]
こんにちは!
2022年度愛知・宮城地区チューターの大脇藍です。

7月13日に関西・愛知・宮城地区で今年度初めての定例会を開催しました!
今回は3地区混合のグループに分かれて、アイスブレイクと派遣先CSOの紹介を行いました。
1.アイスブレイク 「GOOD&NEW」 
アイスブレイクで行った「GOOD&NEW」は、24時間以内にあった良いことや
新しい発見を発表し、その人自身を知るきっかけをつくるコンテンツです。
私たちのチームでは、大学の課外活動などで良かったこと、新しく始めたことを共有し、
とても盛り上がりました。


2.派遣先CSO紹介

このパートでは、事前課題となっていた項目について、各自が5分間ずつ発表を行いました。

(発表する項目)
・派遣先団体の活動目的は?
・関わってみたい活動は?
・インターンシップ担当者の方はどんな人?
最初に進行役やタイムキーパーを決めて発表を進めました。
発表の目的は、派遣先CSOの活動と自分の目標のベクトルを合わせること、担当者の方との
コミュニケーション促進です。
以下では私が参加したグループの発表内容をご紹介します。
①三浦さん:冒険あそび場 -せんだい・みやぎネットワーク

団体の理念は、こどもたちが主体的にやりたいことができる場を提供すること。
遊びに来る子どもたちは、室内では乳幼児、屋外では小学生が多いようです。
プレイパークというところに手作りの工具があり、三浦さんはじめインターン生が
プレイリーダーとして一緒に活動します。プレイリーダーは、子どもたちがやりたいことを
邪魔せず、本当に危ない時は、「私はこういう風にしたほうが良いと思うな」など
伝え方に工夫しているそうです。

今後関わってみたいことは、プレイリーダー自身が遊び場を見つけてみたいとのこと。
担当者の方は、見た目と性格のギャップがすごいとのことでした。

②平井さん:日本ウミガメ協議会

1990年設立、全国のウミガメ保護団体をつなぐ仲介者になることが団体の活動目的。
様々なデータを収集し、アカウミガメの上陸回数が減り続けているのは何故か?という
謎を解き明かしていきます。ウミガメの産卵後の次期は、8月中旬から10月までは
孵化率の調査、12月にはウミガメシンポジウムを沖縄で開催する等の活動をするそうです。
関わってみたいことは現地での調査で、早速調査に参加されているそう。
ライトが使えずに真っ暗な中を歩いたり、川に入るのには苦労したそうです。

担当者の方は、自分の家は散らかっているのに、調査施設はきれいに!と厳しいそうです。

③寺田さん:オイスカ中部日本研修センター

1969年に設立され、人材育成や啓発普及、こどもとの交流事業、植林活動を行っています。
参加してみたい活動は、技能実習生への日本語の授業。
担当者の方にはインタビュー形式で答えていただき、オイスカに入ったきっかけと、
オイスカの推しポイントをお伺いしたそうです。ちなみにきっかけは、以前保育士として
働いていたとき、海外旅行で夜遅くまで働いているボランティアの方々を見て、国際協力に
関心を持つようになったことだとか。その後オイスカを紹介され、最初はボランティア、
そして今は職員として働いているそうです。推しポイントは、幅広い年代の方や政治家の
方など、いろんな方と交流できるところとのことです。
④寺田さん:環境市民

環境市民は京都所在、誰もが参加できる環境NGOという目標を掲げている団体です。
持続可能で豊かな生活ができる消費生活を推奨するため、環境市民が主体となって、
他の団体とも協力しながら「エシカル通信簿」や「ぐりちょ」を運営しています。

担当者の石崎さんは、彼女に会うためにヨーロッパ旅行に行ったり、一か月放浪したり、
引きこもったりといった経験を経て、現在環境市民の理事を務めているという面白い方
だそうです。

以上のように、改めて同期の仲間がいろいろな活動をしていることが分かる発表でした。
メンバーからは、地区の垣根を超えた交流で刺激がもらえた!との声があがっていました。

最後にお知らせとして、夏合宿の日程が発表されました。
8月31日(水)15:00~20:00 オンライン開催
9月 2日(金)12:30~18:00 対面開催

皆さんと熱い夏が過ごせること、楽しみにしています!

愛知・宮城地区チューター
大脇 藍

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