こんにちは。関東地区Aチューターの塚本啓之です。 暑い日が続きますね。皆さんもこまめな水分補給を心がけてください。
関東地区Aチームの8月定例会は、 幹事のインターン先「アサザ基金」と「森づくりフォーラム」の都合により、 損保ジャパン日本興亜本社ビル会議室で開催されました。
最初に、幹事のインターン先の紹介がありました。 アサザ基金は霞ヶ浦・北浦の広大な流域をフィールドに活動を行っています。 今回は、水源地谷津田再生に向けた地域や企業との連携 (水源地の再生、無農薬の田んぼづくり・お酒づくりなど)や、 地域の子どもたちへの生物多様性保全と地域活性化を一体化したまちづくり学習の 事例について説明していただきました。 「What:なぜ?」という問いを大切にして、 子どもたちが地域の問題や課題を自ら考える学習は、 環境問題等の正解のない課題へ向き合う為に欠かせない過程であり、 素晴らしい学習を展開しているなと感じました。
森づくりフォーラムでは日本全国の森づくり団体のサポート、 森林・林業に関わる調査・研究、 森への理解・関心を広げる普及啓発活動を通じて、 「森とともに暮らす社会」の実現を目指して活動をしています。 日本国土の約7割が森林で、世界第2位の森林率を誇るが、 その多くは手入れが行き届かず、森林荒廃が進んでいるそう。 そういった問題解決の一つとして、フォレスト21「さがみの森」を 紹介していただきました。 国有林の一部を市民が運営管理できる「ふれあいの森協定」を提携して、 大人から子どもまでが森づくりを体験できる場を提供しています。 このような制度は全く知らなかったので、非常に面白い制度だと感じました。 私も一度参加したいです!
続いて自主プロジェクトについての話し合いがありました。 先月の定例会で出ていた 「環境教育活動」「環境広報活動」「ゴミ問題」のキーワードから、 自主プロジェクトの活動の方向性を話し合いました。 話し合いの人数や時間が少なかったせいか、進捗はほとんどありませんでした。 みんなで議論をかわして、一つの意見にまとめ上げることがこんなにも、 大変なプロセスだとは思いもしませんでした。 しかし今月末の全国合宿では、 テーマや方向性・段取りなどを決めなければなりませんから、 ラインなどのやりとりを通じて自主プロジェクトの内容を進めていきたいと思っています。
関東地区チューター 塚本啓之
こんにちは。損保ジャパン日本興亜環境財団の長沼です!
今年度の 市民のための環境公開講座 Part1 『人も生き物も豊かになる水の惑星』も今回がラストです。 今回の講師は沖縄ご出身の呉屋由希乃さん。 『「サンゴに優しい日焼け止め」を作った理由: サステイナブルなツーリズムを考える』というテーマでご講演いただきました。
呉屋さんは、地元でスキューバダイビングを楽しんでいた時に、 仲間のダイバーから投げかけられた「サンゴ死んじゃうよ」 という言葉がきっかけとなり、サンゴの希少性と生態系への貢献度、 そしてそのサンゴが人の手によってどれだけ失われ続けているか、 という事実を知ったそうです。
サンゴを守りたい、という強い気持ちから サンゴを殺さない成分で作られた“サンゴに優しい日焼け止め”を 製造、販売し始めた呉屋さん。 どこのマリンショップからも相手にされない状況から努力を続け、 SNSやメディアを通じ、またSDGsの機運の高まりに乗せて商品の 認知度を高めていった呉屋さんのお話は、 とてもドラマチックなサクセスストーリーでした。
活動はまだ道半ばであるとのことですが、 「一歩を踏み出すことでもう一歩進める」という呉屋さんの言葉が 強く印象に残りました。
市民のための環境公開講座 Part2の第一回は、9月18日(水)18:30~20:00。 『食品ロスに新たな価値を』というテーマで、 (株)日本フードエコロジーセンター 代表取締役の高橋巧一氏にご登壇いただきます。
お申し込みはこちら→ 市民のための環境公開講座申し込み
こんにちは。 損保ジャパン日本興亜環境財団の佐藤です。 今年の市民のための環境公開講座Part1 「人も生き物も豊かにする水の惑星」シリーズの第2回目となる7月31日は、 「自然への扉を開く、アクアマリンふくしま」と題して、 ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」の統括学芸員、 古川健氏にご講演をいただきました。
中学生の時に行った沖縄国際海洋博覧会で将来の仕事を決めたという古川先生は、 水族館を「未知なる大自然に足を踏み出す動機付けと、模擬体験の場」と位置付け、 工夫を凝らした展示に取り組まれています。
単に海洋生物を水槽で展示するのでなく、 ビーチや干潟、湿地などの自然環境を施設内に再現し、 「命の教育」として、来館者が実際に水に入って生き物に触れたり、 捕まえた生き物を調理して食べたりできるなど、 五感を通して自然・生き物を体験できる様子をご紹介いただきました。
将来を担う子どもたちのために水族館に何ができるのかを 常に模索する古川さんの姿勢に感動し、ぜひ一度行ってみたい思いました。
次回第3回は、8月7日(水)18:30~20:00 「『サンゴに優しい日焼け止め』を創った理由」と題して 社会起業家・GLE LLC代表の呉屋由希乃氏にご講演をいただきます。
申し込みはこちら →市民のための環境公開講座申込み
みなさん、はじめまして。 宮城地区チューターの畠山紳悟です。
7月22日に、宮城地区定例会が行われました。
会場は、インターン派遣先の (公財)みやぎ・環境とくらし・ネットワーク(MELON)さんの事務所をお借りしました。 はじめての定例会に、宮城地区インターン生7人全員が出席しました。 今回の定例会では、インターン活動報告と自主プロジェクトの話し合いを行います。
最初のアイスブレイクでは近況をお互いに話します。 留学の準備があったり、将棋を始めたりとみんなアクティブです。 財団職員の長沼さんが軽妙なジョークで場を和ませてくださりました。 インターン派遣先の紹介では、 会場をお借りしたMELON職員の山形さんよりお話いただきました。
プロスポーツチームと協力して試合時のゴミ減量を呼び掛けたり、 仙台農塾という大人の食育講座を通じて生産者と消費者をつないだりなど。 市民や行政、地域でネットワークをつくり多面的な環境活動をされていました。 私たち学生も今後かかわっていけるようなアイディアが たくさん盛り込まれたお話をいただきました。
インターン活動報告では、 インターン生がこの一か月間行ってきたインターン活動を紹介しあいました。
冒険遊び場・せんだい・みやぎネットワークのインターン生は、 子どもたちが自由に遊ぶためにベンチをつくったり、 竹を使った道具をつくったりと実践からスタート。 実践や、職員の皆さんとの会話の中から、子どもたちとの関わり方を学んでいるそうです。 オイスカ名取事務所のインターン生は、 今後名取駅で写真展や講演会を実施しようと考えているそうです。 素敵な企画になるようにインターン生同士で協力して進めていってほしいです。
最後は自主プロジェクトの話し合いをしました。
インターン生はみんな大学で環境や子どもの分野を学んでいて、 知識や気になっていることはあるのですが、 こうした場でいきなり企画を考えてと言われても中々アイディアが出てこないものです。
みんながやりたいことってなんだろう?みやぎらしさってなんだろう? そもそもこうしたプロジェクトを行う目的は?誰のためにやるの?
話し合ってみると、意外とみんなが考えていることは 方向性がバラバラで、十分な議論をすることの難しさに気づきます。
ファシリテーターを頑張ってくれたインターン生、今回は消化不良だった様子。 しかしこうした経験を重ねて少しずつ上達していってくれたら嬉しいです。
結論は「学生子供向けに環境意識を広げる。」とまりました。 テーマや手段の案はたくさん出たが、何をするかは十分な検討が必要。
みんなうーんと唸りながらの話し合いで、 何にも決まらなかったようにも思えましたが、 大切なキーワードはたくさん出ていました。
<どんな活動をする?> ・プラスチック繊維をつかった細工、植物を編む ・外来植物で籠やハーバリウムをつくる ・インターン先で広葉樹の枯れた木を再利用したい。 ・蜂の蝋からエコラップづくりをしてみる。 ・インターン生の一人が得意な動画やメディア発信を行う ・研究や調査も興味ある。
<どんなテーマがいい?> 気候変動、ごみの削減、フードロス、SDGs、家庭でのエネルギーの節電、環境教育、地震(防災マップ)
来月以降もインターン生はさらに悩み抜いて良い企画をみんなで形づくっていきます。 応援よろしくお願いいたします。
宮城地区チューター 畠山 紳悟
関東チューターの堂髙哲(ドウタカ テツ)です。 暑いですね・・・暑いですね・・・熱いです。
さて、7月17日に関東地区Bチーム定例会を インターン派遣先の国際自然大学校で開催しました。
今日顔を合わせるのが初めてという人も多く、自己紹介のアイスブレイクから始めました。 その名も・・・「つみき自己紹介」です。 自分の番になったら、前の人の名前をすべて言ってから 自分の自己紹介をするというアイスブレイクです。(やったときは10人でした!)
「“あかりん“の隣の”すぎゆか“の隣の”せん“の隣の ”ひろ“の隣の”なーが“の隣の”はっぽー“の隣のてつ」でした。 最後の子は10人の名前を憶えてから自己紹介。 全員の名前を覚えることができました!!
次に、今回の定例会の会場を貸していただいた 国際自然大学校、佐藤理事長のお話を伺いました。
「都会で暮らす子供たちが自然で3日もすごせば大きな変化がある。 自然を通じて子供たちを本来の子供らしい姿に。」
そういった考えのもと活動をされている佐藤さん。 自然大学校を立ち上げたのは、大学生の頃にキャンプの活動にはまったからだそうで、 今では同様の事業を行っている団体の中では日本のTOP3に入る大きさになっています。 素晴らしいですね!
でもやはりNPOの経営は難しいそうで、お金がない、給料がない、等々・・・。 それでも、やる意味・やる意義は大きい!
最近の課題としては、若い人ほど続かないことだそうです。 お金とやりがいがうまく両立でき、ずっといられる組織を目指しています。
「大学生のうちは多くのことに挑戦して恥をかいたほうがよい」 との言葉をいただきました。がんばるぞーーー!
環境のイメージについてみんなで話し合うセクションでは、 みんなで環境と聞いて思いつくワードを書き出しました。
チームごとに考える方向性が違います。
上のチームは広く環境をとらえているのに対して、 下のチームではより深いところまで考えていますね。 法とか協定とか具体的に。
この中で興味があるモノを絞って、自主プロジェクトにつなげていきます。 どのようなものになるのか今から楽しみです~。
定例回終了後は懇親会を行いました。 2006年のCSOラーニング生だった国際自然大学校職員の先輩とともに 9人で大変盛り上がりました。とても良い定例会でしたー!
関東地区チューター 堂髙 哲