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2022
07,25
17:45
市民のための環境公開講座 7月20日(水)第2回
CATEGORY[市民のための環境公開講座]
こんにちは。SOMPO環境財団の瀬川です。

2022年度「市民のための環境公開講座」の第2回が開催されましたので、
レポートします。今回は「認識から行動へ ―地球の未来を考える9つの視点―」を
テーマとした全9回講座の第2回となります。



7月20日(水)に開催された今回は、アドベンチャーレーサーとしてTVでも
取り上げられ大人気のお二人、田中陽希さん・田中正人さんを講師に迎え、
対談形式で行われました。



アドベンチャーレースとは、山、川、海、時にはジャングルや砂漠、氷河など、
大自然を舞台として行われる超長距離レースのことです。講師のお二人が参加
しているレースは最低でも500km、夜間も含めて3日間以上も続くような
過酷な条件がメインだそうで、4人1組のチームで助け合いながら、道なき道を
踏破するレースを数多く完走されています。

ということで、今回の講師は「市民のための環境公開講座」では少し珍しく、
いわゆる「環境問題」の専門家の方ではありません。しかし、お二人のお話には
私たちが「認識から行動へ」踏み出す背中を押してくれるような、力強いメッセージが
たくさん込められていました。

今回も私の感想を交えながら、講座の内容をご紹介したいと思います。


先ずは田中陽希さんから、レース中の雄大な自然をとらえた多くの写真とともに、
アドベンチャーレースがどのような競技か、レース中にどんな自然との出会いがあるかを
ご紹介いただきました。



そこには、私たちが日常的に触れる(いわゆる森林公園のような)自然とは大きく異なる、
まさしく「手つかずの自然」の雄大な景色が広がっていました。目の前に迫る高層ビルの
ような氷山、底の見えない湿原、ジャガーの唸り声が響く草原…。
美しくも厳しい自然の中でレースを経験する陽希さんからは、一見正反対とも思える
2つのメッセージが紹介されました。

「手つかずの自然は人間に容赦がない」、しかし「自然の助けがなければ生きられない」。



都市に暮らす私たちは、ともすれば自然をコントロール可能なものと考えてしまいますが、
陽希さんの言葉は飼いならされていない自然の驚異を生々しく伝えてくれます。
ただ、アドベンチャーレースのアプローチはそんな自然を「征服する」ものではないと
感じます。自然の危険にさらされながらも、湧き水で喉を潤し、木の実で栄養を補給し、
その恵みを受けなければ完走することができない、という「共存」「適応」の姿勢こそが
この競技の本質なのでは、ということが伝わってくるメッセージでした。

続いて田中正人さんからは、レース活動を通じて感じられている社会課題について、
非常に示唆に富んだお話をいただきました。



正人さんが所属しているチームのメンバーは、トレーニングをしながら自活する手段として、
群馬県でラフティングツアー会社を設立しています。しかし、コロナ禍でレースもツアーも
中止になってしまい活動がままならず、地域の農業や林業を手伝うことで生活の糧を得る
ことを選ばれたそうです。



事業者として林業に携わることで、正人さんは社会が抱える様々な歪みに気がつきます。
国内林業はまったく採算が取れずに補助金漬けの不健全な状況に陥っていること、
大型機械導入による高コスト体質化とモラルの低下、省エネ住宅義務化による需要の
偏りなど・・・。中でも、国産木材の需要が少ない中で、東南アジアからは森林が消失
してしまうほど大量の木材を輸入しているあべこべの現状は、前回講座で言及された
「自分の国の環境だけ守っても意味がない」という石井さんの言葉を思い出させる内容でした。



お二人の話から共通して感じたのは「体験」の重要性です。レースも林業も実態を肌で
感じた人にしか分からない「何か」があるということが伝わってきました。
本講座でもテーマに掲げているように、環境問題では「頭で理解すること」と「実際に
行動に移すこと」の間に大きな隔たりがあります。このギャップを乗り越えるための
一番の薬は、実は「体験」によって得られる感動や衝撃なのかもしれません。
行動するためにまずは体験を・・・とは堂々巡りのような話になってしまいますが、
難しいことを考えずともアドベンチャーレースに全力で取り組むお二人の姿を見れば、
人知れず多くの人たちが「体験」の場に向かい、行動への一歩を踏み出すきっかけに
なるのではと感じます。
環境問題と言えば破壊される自然の惨状に気が滅入るような話も多い中で、前向きに
自然と触れ合う元気をくれるような講座でした。

次回は8月3日(水)18時から、
「伝統知と生態系を活かした防災・減災」をテーマに、京都大学准教授の深町加津枝さんに
講演いただきます。
豊かな自然の恵みと激甚化する自然災害への対応をどのように両立するか、皆さんも一緒に
考えましょう!ご参加お待ちしています!

<市民のための環境公開講座・お申込み>
https://www.sompo-ef.org/kouza/kouza2022/

SOMPO環境財団・瀬川

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2022
07,22
11:38
【CSOラーニング制度】2022年度7月 関西・愛知・宮城地区定例会を開催しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]
こんにちは!
2022年度愛知・宮城地区チューターの大脇藍です。

7月13日に関西・愛知・宮城地区で今年度初めての定例会を開催しました!
今回は3地区混合のグループに分かれて、アイスブレイクと派遣先CSOの紹介を行いました。
1.アイスブレイク 「GOOD&NEW」 
アイスブレイクで行った「GOOD&NEW」は、24時間以内にあった良いことや
新しい発見を発表し、その人自身を知るきっかけをつくるコンテンツです。
私たちのチームでは、大学の課外活動などで良かったこと、新しく始めたことを共有し、
とても盛り上がりました。


2.派遣先CSO紹介

このパートでは、事前課題となっていた項目について、各自が5分間ずつ発表を行いました。

(発表する項目)
・派遣先団体の活動目的は?
・関わってみたい活動は?
・インターンシップ担当者の方はどんな人?
最初に進行役やタイムキーパーを決めて発表を進めました。
発表の目的は、派遣先CSOの活動と自分の目標のベクトルを合わせること、担当者の方との
コミュニケーション促進です。
以下では私が参加したグループの発表内容をご紹介します。
①三浦さん:冒険あそび場 -せんだい・みやぎネットワーク

団体の理念は、こどもたちが主体的にやりたいことができる場を提供すること。
遊びに来る子どもたちは、室内では乳幼児、屋外では小学生が多いようです。
プレイパークというところに手作りの工具があり、三浦さんはじめインターン生が
プレイリーダーとして一緒に活動します。プレイリーダーは、子どもたちがやりたいことを
邪魔せず、本当に危ない時は、「私はこういう風にしたほうが良いと思うな」など
伝え方に工夫しているそうです。

今後関わってみたいことは、プレイリーダー自身が遊び場を見つけてみたいとのこと。
担当者の方は、見た目と性格のギャップがすごいとのことでした。

②平井さん:日本ウミガメ協議会

1990年設立、全国のウミガメ保護団体をつなぐ仲介者になることが団体の活動目的。
様々なデータを収集し、アカウミガメの上陸回数が減り続けているのは何故か?という
謎を解き明かしていきます。ウミガメの産卵後の次期は、8月中旬から10月までは
孵化率の調査、12月にはウミガメシンポジウムを沖縄で開催する等の活動をするそうです。
関わってみたいことは現地での調査で、早速調査に参加されているそう。
ライトが使えずに真っ暗な中を歩いたり、川に入るのには苦労したそうです。

担当者の方は、自分の家は散らかっているのに、調査施設はきれいに!と厳しいそうです。

③寺田さん:オイスカ中部日本研修センター

1969年に設立され、人材育成や啓発普及、こどもとの交流事業、植林活動を行っています。
参加してみたい活動は、技能実習生への日本語の授業。
担当者の方にはインタビュー形式で答えていただき、オイスカに入ったきっかけと、
オイスカの推しポイントをお伺いしたそうです。ちなみにきっかけは、以前保育士として
働いていたとき、海外旅行で夜遅くまで働いているボランティアの方々を見て、国際協力に
関心を持つようになったことだとか。その後オイスカを紹介され、最初はボランティア、
そして今は職員として働いているそうです。推しポイントは、幅広い年代の方や政治家の
方など、いろんな方と交流できるところとのことです。
④寺田さん:環境市民

環境市民は京都所在、誰もが参加できる環境NGOという目標を掲げている団体です。
持続可能で豊かな生活ができる消費生活を推奨するため、環境市民が主体となって、
他の団体とも協力しながら「エシカル通信簿」や「ぐりちょ」を運営しています。

担当者の石崎さんは、彼女に会うためにヨーロッパ旅行に行ったり、一か月放浪したり、
引きこもったりといった経験を経て、現在環境市民の理事を務めているという面白い方
だそうです。

以上のように、改めて同期の仲間がいろいろな活動をしていることが分かる発表でした。
メンバーからは、地区の垣根を超えた交流で刺激がもらえた!との声があがっていました。

最後にお知らせとして、夏合宿の日程が発表されました。
8月31日(水)15:00~20:00 オンライン開催
9月 2日(金)12:30~18:00 対面開催

皆さんと熱い夏が過ごせること、楽しみにしています!

愛知・宮城地区チューター
大脇 藍

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2022
07,08
15:30
市民のための環境公開講座 7月6日(水)第1回
CATEGORY[市民のための環境公開講座]

こんにちは。SOMPO環境財団の瀬川です。

 

いよいよ2022年度も「市民のための環境公開講座」が開講されました。

記念すべき30周年となる今年度は、「認識から行動へ ―地球の未来を考える9つの視点―」を

全体テーマとして、さまざまな切り口で地球環境とわたしたちの暮らしのつながりを考えていきます。

 

7月6日(水)18時00に実施した第1回は、東京大学理事、グローバル・コモンズ・センターの

初代ダイレクターである石井菜穂子さんを講師に迎え、「安定した地球環境(グローバル・

コモンズ)を未来に引き継ぐために」というテーマでお話しいただきました。


地球環境が直面している様々な問題を大局的にとらえ、現在の危機を引き起こしている要因は

何か、それは社会システムをどのように変えれば克服できるのかというテーマを軸に、一見すると

実感を得づらい地球環境(グローバル・コモンズ)と私たちの暮らしの繋がりをわかりやすく

解説していただけた、第1回講座にふさわしい内容でした。

石井さんがお話した内容や、私なりの解釈や感想も含めてご紹介したいと思います。


地球の長い歴史の中で、温暖で安定した気候を保っている1万2000年前頃から現在までを

「完新世」と呼びます。これは人類が農耕をはじめてからの期間とほぼ一致しています。

安定した食料供給に支えられて人間は爆発的に人口を増やし、都市化を進め、分業を行うことで

様々な技術革新を遂げてきました。特に産業革命以降の約200年間は飛躍的な経済活動の

拡大が進みましたが、これは裏を返せば飛躍的に地球環境への負荷が高まったこととイコール

でもあります。実際に、この200年間で地球環境が大きく変化してしまったことは種々の指標から

明らかで、その影響は地質学上「人新世」という新たな分類が提唱されていることに象徴されています。

この人間の活動による負荷に「地球があとどれくらい持ちこたえられるか」という問いが、

今日の環境活動の原点であると言えます。

 

講座では、この問いに答えるためのモデルとして、「プラネタリー・バウンダリー」という考え方が

紹介されました。完新世の地球環境が安定していた要因を9つに分類し、それぞれの要因ごとに

現状の負荷を測定、「あとどれくらい持ちこたえられるのか(もしくはもう限界を超えているのか)」を

示したものです。2030年を目標に気候変動を1.5℃に抑えようとするパリ目標や、生態系保全

分野では30by30などの目標が定められていますが、これらの目標は「そこを超えたら地球環境は

限界を超えてしまう」というプラネタリー・バウンダリーから逆算して定められた目標と言えます。

つまり、現在の地球環境問題は「人間の経済システム」と「地球環境システム」の衝突であると

言い換えることができます。地球環境システムを変えることはできませんから、私たちが現在の

経済システムを変えることでしか、この問題を解決することはできません。これは、経済発展の

担い手である世界中のビジネスリーダーも同様の認識をしています。


ここで、講師の石井さんからは重要なヒントが2つ示されました。1つは、「SDGsのような細分化

された目標を個別に捉えてはいけないこと」、もう1つは「共有財産を守る、というローカルの

考え方を、どうやってグローバルに応用するかを考えること」です。

SDGsに関わる食料、エネルギー、生産消費、都市、技術革新などの課題は、それぞれが複雑に

関連しあっており、バラバラに捉えても解決することはできません。SDGsのウェディングケーキに

示されているように、全体を1つの包括的なシステムと考えることが重要になります。

これは地理的な考え方も同様で、先進国がいくら自国内だけで目標達成をしても、それが食料や

衣料品を供給している途上国に低賃金労働を強い、自然環境を破壊するという犠牲の上に

成り立っているのであれば、地球規模での問題は何ら解決されておらず、本末転倒と言えます。

 

私たちが日々行っている行動、例えばスーパーで何気なく食材を選ぶその選択が、引いては

気候変動を助長し、遠く離れた国の生態系を壊す選択になっているかもしれません。現在は

技術革新により、こうした影響が可視化され、距離の壁を越えたネットワークが実現していることで、

以前よりはるかに問題を「自分ごと」として感じやすくなっているはずです。

私たち一人ひとりが地球環境問題の当事者であることを自覚して行動することが、将来の世代に

豊かな地球環境を引き継ぐために何よりも必要であるということが、本講座のメッセージだった

のではないでしょうか。

 

次回は7月20日(水)18時から、「(対談)アドベンチャーレースの世界から見る自然界」をテーマに、

プロアドベンチャーレーサーの田中陽希さん、田中正人さんに講演いただきます。

様々なメディアにも取り上げられ大注目のお二人の対談、ぜひご視聴ください!

 

<市民のための環境公開講座・お申込み>

https://www.sompo-ef.org/kouza/kouza2022/


SOMPO環境財団・瀬川

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2022
02,02
16:47
【CSOラーニング制度】2021年度1月 関西・愛知・宮城地区定例会を開催しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]
こんにちは!
愛知地区チューターの岸拓実です。

1月20日に関西、愛知、宮城3地区合同の第7回定例会が開催されました。
今回も11月・12月と同様の二部構成でした。

1.CSOラーニング制度で印象に残った活動について派遣先ごとの発表
2.関心テーマについてのディスカッション

1.CSOラーニング制度での活動についての発表
今回は以下の5団体が発表してくれました。簡単に発表内容も紹介します。

①愛のまちエコ俱楽部(https://ai-eco.com)
菜の花を活用した地域内資源循環モデル(菜種油の生産→油の回収→せっけんや燃料の生産
→農作業利用)である「菜の花エコプロジェクト」などの事業を通し、様々なことを学んだ
そうです。



何に価値を感じるかは人それぞれであり、持続可能や環境に取り組む人にはきっかけがありますが、
それは大体危機感から来るものです。
環境問題に取り組むことにプラスのイメージ・価値を感じる人を増やしたいと思ったので、
自分自身もプラスのイメージを感じつつ、必要だと感じたことを行っていきたいという感想を
述べてくれました。

②気候ネットワーク(https://www.kikonet.org)
気候ネットワークは気候変動に対して幅広い活動をしている団体です。
気候ネットワークはオンラインでの活動に限られてしまっているにも関わらず、3人が3人とも
オリジナルの活動をしています。それぞれの人が職員やボランティアなど関係する人たちを
巻き込んで活動しています。
   

 
それぞれの活動から多くのことを学んでくれました。その活動に限定されたことではない
学びもあったため、他の団体の方も参考になったポイントが多かったと思います。

③日本ウミガメ協議会(http://www.umigame.org)
日本ウミガメ協議会は、ウミガメを含む自然と人との共存を目指す団体です。
最も印象に残った活動は、和歌山県みなべ町での産卵調査でした。フィールドワーク調査や
関係者のネットワークづくりを通し、以下のような学びを得てくれました。

 

④オイスカ名取事務所(http://www.oisca.org/kaiganrin/project)
オイスカ名取事務所では、東日本大震災復興の一環で「海岸林再生プロジェクト」を行っています。
松の植林に加え、つる植物の駆除、溝切り、ゴミ拾い、活動理解のための広報活動です。
クロマツは湿気に弱いのですが、盛り土によって排水に問題があるため、溝切り排水経路を
確保する必要があります。
 


海岸林の再生のために多くの人々の理解と協力が必要であり、今後も活動に参加し、
身近な人から活動を広めていきたいと語ってくれました。

⑤環境会議所東北(https://www.kk-tohoku.or.jp)
「みやぎグリーン購入ネットワーク」について主に話してくれました。
グリーン購入とは、商品やサービスを購入する際に必要性をよく考え、価格や品質だけでなく、
環境への負荷ができるだけ小さいものを優先的に購入することです。主な活動は以下の通りです。



環境について学ぶイベントを通して、エネルギーの便利さやそれを創り出す大変さを感じた
そうです。また、イベントが子供たちへの環境教育につながると考えてくれました。

今回で全ての団体の活動発表が終了しました。毎回質問もたくさん出ており、ラーニング生
同士たくさん刺激をもらったのではないでしょうか。
どの団体も素晴らしい発表をありがとうございました!

2.関心テーマについてのディスカッション
今回は最終回ということで、各グループが考えてくれた、
「問題解決に向け、修了後に取り組むこと」を発表しました。

①気候変動チーム
気候変動のことを分かっている人は多いのに行動が伴わないことが現状であるため、
持続できるかどうかが大切であるということを意識し、小さいことからできることを
考えてくれました。
情報共有ができるコミュニティに入ることや、知識をつけると、実際に情報共有をする
ことなどです。確かにこうした取り組みを広げていくことで、より問題意識を持ち行動に
移してくれる人が増えてくれそうですね。


②生物多様性チーム
生物多様性とは、生き物たちの豊かな個性とつながりを指します。
しかし、知るきっかけがないことや、誤った認識や行動によって具体的なイメージが
わかない人が多いです。そこで、イラストを活用した情報発信により、幅広い世代に
正しい情報を伝え、興味を持ってもらおうと考えてくれました。
既に2つのイラストを描いてくれました!そして、なんとSNSまで開設してくれました!(https://instagram.com/cso2021_sns)

  

③エネルギー問題チーム
このチームは、劇のようなストーリーで発表をしてくれて、楽しんでみることができました!
温室効果ガス排出量削減に関して、アンモニアの混焼やCO2を回収して貯蓄する技術
「CCS」や、それを利用する「CCUS」など様々なことを紹介してくれました。
これからの社会を担う私たちは、エネルギー問題を自分事として考え、声を上げていくべきです。
電力会社を選ぶ、パブリックコメントを出す、選挙で環境問題に関心のある政治家を選ぶなど、
できることからはじめていこうと発表してくれました。
 


④ゴミ問題チーム
このチームは、いくつかのトピックに分けて発表をしてくれました。
海洋ゴミ問題に関して、マイクロプラスチックを回収するボートやビーチクリーンアップ
イベントを紹介してくれました。
また、在庫を確認してから購入したり、長期間の保存方法を調べたりするなどの上手な
買い物方法、複数の企業で対策されている商品の個包装の見直しについても発表して
くれました。
さらに、不用品の海外への寄付やダンボールコンポストなどのゴミを出さない取組も
紹介してくれました。
この他、国や企業の取組、身近にできるリサイクルについて、まとめてくれました。

 

⑤食糧問題(フードロス)チーム
このチームもトピックを分けて発表してくれました。
ファストフードや食べ放題など、便利や安くてお得感のある反面ロスが多い飲食店
事情に関して、SDGsに積極的に参加している企業を選ぶ、頼み方を意識するといった
行動を紹介してくれました。
また、環境に負荷の多い牛肉生産に関して、消費量そのものを減らす工夫、給食の配膳方法の
見直しなど学校現場での環境教育の重要性について発表してくれました。
他にも、尻腐れのトマトに「闇落ちトマト」という名前をつけて売り出したことなど
規格外品に関するアップサイクルについて紹介してくれました。
 

⑥食糧問題(飢餓)チーム
飢餓に対する国内の課題として、食糧自給率が低いことや気候変動による農林水産物の
収量低下などが挙げられます。問題解決に向け、「地産地消」に着目した取り組みを
紹介してくれました。
地産地消マップの作製やSNSの活用、スーパーへの提案などの取組です。
こちらのチームもSNSアカウントを開設してくれています!(https://instagram.com/cso_chisanchisho)
※#地産地消ラーニング生 のタグをつけて投稿しましょう!

 

各グループで発表方法が異なり、「伝える」ことに関して学ぶことが多かったです。
発表してくれた内容に関して、私自身も何か1つでも良いので今後行動に移していきたいと
思いました。

2時間に亘る定例会皆さんお疲れさまでした。最後までオンラインの定例会となりましたが、
オンラインだからこそ地区を超えた繋がりができたのではないでしょうか。

活動はこれでひとまず区切りとなりますが、3月には修了式もあります。
最後に皆さんの活動のまとめを聞くのが楽しみです。

この8か月間私も多くのことを学ばせていただきました。これからのラーニング生の皆さんの
活躍を期待しています。ありがとうございました!
 

愛知地区チューター
岸拓実

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2022
01,24
14:40
【CSOラーニング制度】2021年度1月関東地区定例会を開催しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]
こんにちは!
関東地区チューターの古田崚馬です。

先日は珍しく関東地方平野部にも、どかっと雪が積もりましたね。
キャンパス内に雪だるまが現れ、一変した街の風景を味わいました。

さて、2022年1月14日(金)に、関東地区第7回定例会がオンラインで開催されました。
内容は二本立てです。一つは派遣先CSOごとの発表。活動内容のうち、印象に残っているものを
1つ発表します。もう一つは、関心テーマごとの話し合い。今月はいよいよ最終発表です。

今回は、インドネシア交流会でお世話になった、JEEFの矢田誠さんがオブザーバーとして参加され、
「日本の皆さんのご活躍を見て、インドネシアの活動でも参考にしたい」と述べられました。
最終回、よい緊張感の中で始まります。

【第1部】CSOごとの活動発表 (60分間)
自分の団体での活動一つ振り返り、みんなにその活動の概要、達成できたこと、反省点、気づき、
そして活動の喜び等を共有します。今月は以下の6つの派遣団体からのプレゼンがありました。
それぞれの要旨と、発表に対する感想や質問をまとめます。

①ECOPLUS 
体験を重視した人材育成の一つとして「芝・ネイチャー大学校」という活動がある。
東京都港区在住の親子が茨城県阿見町を訪れ、自然体験や農業体験を通して自然と親しみ
農村部の人々と交流する。運営スタッフとして参加し、自然との触れ合いは人々の心を豊かに
出来ると感じた一方、環境問題に関心のない人へのアプローチが難しいと思った。

(感想・質問)
・大都会に住んでいて自然に身を置く体験の重要さは共感できる。
・私自身、フィールドに出ることが大好きで、コロナで不自由な世の中でもどかしい思いを
していた時期もあった。フィールド活動が主体のECOPLUSにおいて、フィールドに出られない
時期の辛さなどはどう紛らわしていたか?
 

②共存の森ネットワーク 
「聞き書き甲子園」は、全国の高校生が「名人」と呼ばれる林業家や漁師、伝統工芸士を訪ね、
名人の人生をまるごと聞く活動である。聞き書き甲子園の卒業生へのインタビュー記事の作成を
通して、企画から行うことの大変さを痛感し、また自分のインタビューを客観視できた。
SNS投稿では投稿の雰囲気をツール(Twitter,Instagramなど)ごとに変える工夫をした。
自然と向き合ってきた第一次産業従事者の知恵や考え方は無駄にしてはいけない。

(感想・質問)
・他のラーニング生からアドバイスをもらったそうだが、上手に活用できた、役に立った
アドバイスなどがあれば教えてほしい。
 

③WWFジャパン 
広報の部署での活動を通して「国語力」が最重要だと感じた。自分の考えを言語化して伝える
ことに長けている職員の方を見習いたい。
また、国立公園内での地熱発電所開発に関する調査を行った。調べると参考になる資料が少ない
と感じた。一般の人が環境について判断するのは難しい。そういう方々のためにある程度専門性を
持ったCSO等が活動する意義があるのではないか。

(感想・質問)
・私は来年からちょうど地熱発電に関わる企業に就職する。日本は地熱のポテンシャルが高いのに、
国立公園に位置することが多く開発が困難だという問題は興味深い。
・ちょうど先月WWFの方が大学に講演をしに来られ、集合写真にラーニング生の方々も写っていて
感動した!WWFという知名度の高い大きな組織だからこそ“国語力”の持つ力はとても大きい
と思う。
 


④JEEF日本環境協会フォーラム 
全国各地の環境教育に関わる方が交流する「清里ミーティング」、教職員など環境教育を行う
人に向けてのリーダー育成講座、SDGsについての理解を深める「SDGs市民カレッジ」など
幅広い活動を行なった。この3つのイベントにはCSOラーニングの方が参加していたので縁に
感謝したい。
また、数学と科学の参加体験型プログラムであるGEMSのワークショップをサポートしたり
実際に体験したりした。環境課題は様々なことが複雑に絡み合っているので、環境教育において
重要なのは、分野に縛られずに思考力や想像力を育てることだと感じた。

(感想・質問)
・環境教育を行う人たちに向けた教育の重要性が分かった。教育に携わる人も学ぶことを
やめてはいけない。
 

⑤パブリックリソース財団 
食品ロスとなる食材を、食の支援を必要とする人々に届けるフードバンク事業に関わった。
地域に適した様々な対象や形態をもつフードバンクがあることが分かった。しかし「誰もが
安心・安全な食べ物を手に入れられる社会をつくりたい」という思いはどこも同じ。
社会的に意義のある活動を分かりやすく発信すること、全体像を掴むこと、現場に赴くことの
大切さを感じた。今後に生かしたい。

(感想・質問)
・関心のある分野。フードバンクの取り組みは都心では盛んだが地方に出ると少ないように
感じるので、もっと広がってほしい。
・フードバンクでは、衛生面上の理由などからいくつかの規制や障壁などがあると思われる。
フードバンクの問題点や拡大を阻害する要因は何があるのか。
 


⑥ボルネオ保全トラスト・ジャパン 
都内の高校で、1,2年生の生徒ら150名の前で「進路選択と人生選択について」と題し
オーストラリアの大学に進学した自分の経験をもとに講演した。内容は英語の勉強、自分らしく
生きる方法、自分が学ぶgeo-ethicsという倫理分野の普及啓発等。約50名の生徒から質問や
相談を紙でもらい、フィードバックを行った。例えば、やりたいことが見つからない生徒に
対して自己分析とはどういうことかを伝えた。「見えない傷や痛みを緩和したり問題を解決したり
することで地球全体の幸福度を上げる」という自分のモットーに沿うものが出来たと思う。

(感想・質問)
・生徒との交流を通して、自分の人生のモットーに沿う活動ができたということはとても
素晴らしいことだと思う。文化の違う環境で暮らしていく中で、大切にしていることは何か。
 



今回もここでは書ききれない程、多くの体験が共有されました。
発表後、財団の佐藤さんが「いろんな人との交流でき、社会とつながる経験ができたと思う。
その経験を大切にしてほしい。また、ぜひ失敗から学んでほしい」とおっしゃいました。
加えて司会の瀬川さんが「環境分野に限らず普遍的な学びを得ている」と述べられました。

私は、学んだ実感の大小は人それぞれだと思いますが、いつか、どこかの場面でこの経験が
役立つことがあると考えます。多くの人と多様な価値観を共有できたことに誇りをもって
ほしいです。

【第2部】関心テーマについてのディスカッション最終発表(50分間)
12月から1月の3ヶ月間で、関心分野ごとにその課題の解決方法について議論をします。
「その問題を解決するために私たちが取り組むこと」をラーニング生全体に発信することが
ゴールです。今回は各班より最終発表が行われました。各々の要旨をまとめます。

①気候変動 [映画を鑑賞して]
『不都合な真実』という気候変動対策の重要さを訴える映画をグループで鑑賞し、感想を共有。
映画の内容を踏まえて、私たちに出来そうな次の4つの行動を提案する。身近に出来ることから
始めてみよう。

1.省エネ型の電化製品・電球に交換する。
2.小まめに蛇口を閉め、送水エネルギーを節約する。
3.エアコンの設定温度を見直す。
4.植林活動をする。生育中の木がより多くのCO2を吸収する。
 


②生物多様性 [里山・里海から考える]
里山・里海は、人々の営みのある場所であり、これらの景観に適応した様々な生物が生息する。
人が自らの文化を育んでいる場所でもあり、生物多様性を維持・向上させる上で重要な役割を
担う地域。個々のアクションは次の通り。

・座学ではなく実際にフィールドに出て公園整備等の活動に参加する。
・海岸清掃に参加し漂着するゴミの実態を知る、そこに住む生き物を見て愛着心を育む。
・地元で採れた野菜を消費し、その土地の耕作地の持続に貢献する。
・自然と共生した暮らしを推進することで、生物多様性と調和した社会を実現する。
 


③エネルギー問題 [環境家計簿をつけてみよう]
家庭でどのくらいCO2を排出しているかを知るために、環境家計簿をつけてみよう。
日常生活で使用する電気、ガス、灯油、ガソリンなどのエネルギー使用量に、排出係数を掛ける
だけでCO2排出量が出る。東京都小平市が環境家計簿のアプリを出しているのでぜひやってみよう。
グループをつくることも出来る。仲間で競いながら取り組むのも面白いのではないか。

小平市環境家計簿<https://www.city.kodaira.tokyo.jp/kurashi/036/036804.html>
 

④ゴミ問題 [ペットボトルの分別とマイボトルの普及]
PETボトルからPETボトルへのリサイクルを進め、かつ使用量を減らす必要がある。
私たちにできることは、ラベル・ボトル・キャップを分別すること、マイボトルを持つこと、
補充場所を宣伝すること。自分で行動し現状を周囲に伝えることで、周囲も同じ行動をし、
それが世の中の規範になる。マイボトル持参を習慣化し、給水スポットで補給することを
周囲に広める。
 

⑤食糧問題 [サステナブルな飲食店の利用]
合宿や交流会というイベントがあるとして、そこで具体的に実践できることはサステナブルな
飲食店の利用である。様々な観点から具体的なお店を紹介する。事例として、ジビエ(※)を
扱う、地場野菜を扱う、代替肉として大豆ミートを使用する、食品ロス削減に取り組むお店がある。
このようなサステナブルな飲食店を利用することを通して、食を楽しみながら環境のために
行動できる。

※ジビエ…家畜ではなく、狩猟によって獲た野生の鳥獣
 

⑥エシカル消費 [ラーニング制度で培った力を活かす]
日本では、エシカル消費は認知されつつあるが実践に結びついていない。理由として消費者の
手に取られにくいこと、継続使用される魅力が薄いことが挙げられる。
私たちは、ラーニング制度の中で、発信力、想像力、行動力が身についた。それらを生かし
3つ提案する。第一に、正しい知識の発信。企業や自治体の行うエシカル消費の推進活動を
発信する。第二に、若い目線を生かし、幅広い世代が使い続けたいと思う商品の提案。
第三に、気軽に楽しくできることを発信。このように、この制度での成長を糧にしたい。
 



最終発表は、調査に基づいた提案や具体的な提案、そして今から出来そうな提案が多くあり
どの班もおもしろかったです。最後に財団の西脇さんが次のように述べられました。
「後半のミニプロジェクトは予想以上の立派な発表だった。皆さんで決めた決意は実践して欲しい。
アウトプットは出来ていたが、そのプロセスはどうだったか気になる。6月から継続して
『この8ヶ月で一歩踏み出せるように努力してください』と言ってきた。スタート地点も
到達点も人それぞれ違う。一人ひとりがどれだけやれたかが重要。自問自答してほしい」

1月でラーニング制度は終わります。皆さんお疲れ様でした。活動開始直後は、今年度こそは
対面で定例会を行いたいと思っていましたが、結局すべてオンラインとなりました。
しかし、一部では実際に集まって交流ができました。コロナ禍で制約が多い中、この制度の
機会を十分に生かしたいと、ラーニング生らの意志により実現しました。

対面で会った人はもちろん、そうでない人も、活動を通していろんな人と出会うことで、
綺麗に言葉に出来なくても肌で感じたことが多くあったと思います。
どんなことでも感じたこと全てが財産だと思うので、この感覚を忘れない内に自分の行動に
移して欲しいです。

私も皆さんの姿からたくさんのことを学びました。ありがとうございました!

関東地区チューター
古田 崚馬

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