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2021
08,26
11:11
【CSOラーニング制度】2021年度8月・関西・愛知・宮城地区合同定例会を開催しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]
はじめまして!
愛知地区チューターの岸拓実です。
8月19日(木)に関西、愛知、宮城の3地区合同の第2回定例会が開催されました。
今回は参加人数の都合で愛知と関西が合同のグループでした。
内容は関東地区同様に以下の2つでした。
①環境版キリンメーター
②海外の方に伝えたい日本の環境問題とその手段
①環境版キリンメーター
関東地区のブログを参考にしていただければわかりますが、5つの環境問題に関わる
数字の最大と最少のものを当てる、という内容です。問題はこんな感じです。
私の参加したグループでは、メンバーそれぞれの持つ知識やヒントを上手く活用し、
時間内に正解にたどり着くことができました。なんと5つの問題すべて近い数字を
当てていました。すごいです!ちなみに答えはこちらになります。
②海外の方に伝えたい環境問題とその手段
このテーマを扱うに至った経緯は関東地区同様のため省略します。
グループごとの意見は以下の通りです。
【グループ1】
環境問題:食品ロス
食品ロスに関わる日本と海外の違いや現状を出し合いました。日本はでは期限が
迫った食品を安くして販売していますが、海外ではホームレスの人にあげている、
という違いがあります。また、日本では、民間によるフードバンクやドギーバッグ、
ダンボールコンポストなどの普及や、政府による食品ロス削減推進法の制定などの
食品ロスに対する対策があります。
【グループ2】
環境問題:自然災害
インターネット記事やSNS、動画配信によって情報を発信しても興味のある人しか
見ないのではないかという意見から、自分の生活、特にお金に関わることであれば、
誰でも興味を持つのではないだろうかという意見が出ました。
例えば、台風による被害で農産物の収量が減少し、価格が高騰した場合、なぜ価格が
上がったか記載して販売することでより多くの人に環境問題を伝えられると考えて
いました。また、情報発信に関し、サムネイルの持つ効果を重要であると考え、
一目で興味を持たせるものを作ることが良いという意見も出ました。
【グループ3】
環境問題:ゴミ問題
過剰包装、農産品の品質チェックの厳しさ、土地の狭さなど、日本特有の事情から
生じている問題として、ゴミ問題をテーマとして議論しました。
伝える手段としてはSNSや外国人労働者に向けたワークショップ・セミナーが挙げられ、
海外の方にも分かりやすいよう、江戸の循環型社会をイラストで現代社会と比較する
展示や、”もったいない文化”紹介などのアイデアが出ました。
他にも、生産者の苦労を知ってもらう体験型の取り組みや、オリンピックのような
国際的に注目を集める場での紹介などの意見も出ました。
【グループ4】
環境問題:ゴミ問題
無駄なものをなくすという問題発生の上流の視点からゴミ問題について考えて
くれました。企業がどれくらいの廃棄物を出しているかという具体的なデータの
開示をすること、その開示のハードルを下げるために国が企業に協力することが
必要であるという意見がありました。また、日本と海外の状況を照らし合わせること、
絵本などを利用して多くの人の理解促進に努めることなどの意見もありました。
各グループ様々な視点からの意見を出すことができました。皆さんが様々な分野に
アンテナを立てていることがわかり、知識、情報を役立てようとしている姿が印象的でした。
最後に、ありきたりなことを発信するのではなく、ターゲットを明確にし、
あえて狭い範囲の人に発信することも大切であるというお話をいただきました。
各CSOの活動の中で役立てらえることが少しでもあると良いですね。
9月はオンライン合宿やインドネシアとの交流会もあります。普段は別々に定例会を
行っている関東地区の皆さんとも交流します。お互いに新たな刺激を得られると思います。
昨年は合宿が実施できなかったため、私も初参加となります。
現役生の皆さんと共に学び、成長できることを楽しみにしています!
愛知地区チューター
岸拓実
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2021
08,23
14:12
市民のための環境公開講座 8月21日(土)特別講座
CATEGORY[市民のための環境公開講座]
こんにちは。SOMPO環境財団の瀬川です。
8月21日(土)、2021年度「市民のための環境公開講座」の特別講座が
開催されました。
テーマは「震災後10年の気仙沼の海から、人と自然のつながりを考える」です。
この特別講座は9月1日から始まる全9回の通年講座とは少し趣向を変えたもので、
参加者は20名限定、気仙沼の海とLIVE中継をつなぎ、受講者と講師の双方向の
やり取りに重点を置いた、新たな試みとなっています。
講師の畠山信さんは、気仙沼の舞根(もうね)湾で牡蛎漁師として生活しながら、
NPO法人森は海の恋人の副理事長として、自然環境の調査、保全、環境教育などを
幅広く実施されている方です。東日本大震災後は、復旧・復興事業に奔走する傍ら、
震災後の自然環境を生かした環境づくりに取り組まれています。
震災後10年が経過した現在、最前線で復興に取り組まれてきた畠山さんより、
震災で得たもの・失ったものは何か、発災直後に思い描いた未来像は実現できたのか、
様々な取り組みが成功・失敗した原因は何だったのかを語っていただきました。
冒頭、畠山さんご自身の被災経験についてお話がありました。船を守るために
沖合に出たところ、10mの灯台が沈んでしまうような津波に飲まれ、命からがら
陸地まで泳いで生還されたとのこと。淡々とした語り口ですが、壮絶な内容に
息をのむ思いでした。
何もなくなったふるさとを眺めながら、「ここが底辺、町はこれから良くなるという
根拠のない確信があった」という言葉どおり、畠山さんはすぐに復興に向けた
調査を開始されます。
畠山さんの想いは、「震災で2回、自然が破壊される」ことを防ぐこと。海岸に10mの
防潮堤を建て、川をコンクリートの護岸で埋めてしまうことは、自然の生態系を壊す
ことでもあります。住民や行政との粘り強い交渉、綿密な調査による理論武装の結果、
畠山さんの活動された舞根地区は、三陸海岸で2カ所だけという、防潮堤なしでの
集落再建を実現されました。
また、震災によって「得たもの」があるというお話も印象的でした。
津波により海水が遡上したことで、舞根湾のほど近くにあった耕作放棄地が新たに
「塩性湿地」に生まれ変わったそうです。
海水と真水が入り混じる環境は非常に貴重なもので、新しく豊かな生態系が育まれて
いるとのこと。畠山さんはこの新たな生態系を守るための活動もされており、
これが「復興工事で護岸を壊す」という日本初の取り組みに繋がったのだとか。
当日はこの湿地とも中継を繋ぎ、講座前日に50cmのウナギが見つかったという
エピソードが受講者を驚かせていました。
後半は、畠山さんに舞根湾へと船を出していただき、船上で質疑応答の時間です。
受講者からは震災前後の変化について多く質問が集まりましたが、この10年で
漁業インフラはほぼ回復し、昨年は震災前の90%もの生産量を達成されたとのこと。
特殊な器具で海中のプランクトンの様子も見せていただき、豊かな自然が復活して
いることが伝わってきました。
全体を通して、「自然の回復力は非常に強い。この力をどう妨げずに活かすか」という
言葉に、本講座の内容が凝縮されていると感じました。
舞根地区の、美しい海と緑に囲まれた現在の姿は、防潮堤や護岸工事で「自然の回復力を
妨げない」ために、畠山さんたちが10年間取り組まれてきたからこそ実現したものです。
そして、自然にとってはある意味短いともいえるこの10年間の取り組みの違いがもたらす、
三陸海岸の他地区との景色の差は非常に衝撃的なものでした。
私たちの日々の営みがどれだけ大きく自然の在り方を変えるのか、多くの示唆をいただく
講座となりました。
9月1日(土)からは全9回の通年講座が開始します。
第1回は「2050年カーボンニュートラルに向かう世界 気候危機と「変化」の中の
地域と企業」をテーマに、髙村ゆかりさんにご講演いただきます。
オンライン・無料講座となっておりますので、ぜひお申し込みください!
<市民のための環境公開講座・お申込み>
https://www.sompo-ef.org/kouza/kouza2021/
SOMPO環境財団・瀬川
2021
08,13
11:01
【CSOラーニング制度】2021年度8月関東地区定例会を開催しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]
こんにちは!
関東地区チューターの古田崚馬です。
ラーニング制度は、開始から2ヶ月が経とうとしています。
依然としてオンラインが中心ですが、皆さん活動に慣れてきた頃かと思います。
さて、2021年8月10日(火)に第2回定例会が開催されました。
前回と同様に、約6人1組のグループでのディスカッションが主です。内容は次の2つです。
①環境版キリンメーター(数字当てゲーム)
②海外の方に伝える日本の環境問題の内容とその手段
①環境版キリンメーター(数字当てゲーム)
このゲームは最初の緊張ほぐしも兼ねて行いました。
ゲームの内容は、環境問題に関する5つの数字穴埋め問題です。
そして、その5つの問題の中から、最大の数字と最小の数字を選ぶ、というものです。
身近な手がかりを頼りに6人で知恵を出し合いますが、なかなか難しかったようです。
②海外の方に伝える日本の環境問題の内容とその手段
本日のメインテーマです。オリンピックの開催年ということもあり、国際的なテーマです。
海外の人に日本のどんな環境問題を伝えるか。そして、どのような方法で伝えるか。
このテーマを通じて、ラーニング生に期待されているであろう「情報発信」について考えます。
結論が出来るだけ具体的であることと、結論に至った理由が明確であることがポイントです。
グループごとの結論は以下の通りです。
【グループ1】
■テーマ:日本の森林問題とそれに関連した環境問題
アマゾンなどの森林開発に対して、日本の森林問題は、手入れが届かず放置されていること。
森林の未利用は、海外材の輸入、プラ問題、災害等の問題につながる。
□方法:観光やアニメでの発信。ポジティブな内容で。
日本に興味のある観光客に、空港で発信、国産材の箸の提供、木造建築の魅力発信。
海外で人気のアニメとのコラボ、SNSでの発信との併用。
【グループ2】
■テーマ:日本の固有種保全、外来種対策
島国である日本にとって重大な問題。
□方法:20代の若者を対象に、各国から代表を日本に招く。
オンラインと対面で。対面では、保全の現場を見てもらう。
日本と各国での固有種の保全について双方向の情報交換。
【グループ3】
■テーマ:ゴミ問題
日本にはプラスチックの過剰包装、食べ歩きのゴミ、食品ロス問題がある。
□方法:オンラインで先進国同士の議論。
双方向にフィードバックを行い、解決策を模索。環境意識の高低は世代を問わないので
参加者は全世代の人。
サーマルリサイクル(ゴミ燃焼時の熱回収)や「もったいない」など、日本のみの価値観がある。
【グループ4】
■テーマ:海洋プラスチック問題
日本はプラごみ大量排出国。島国なので海洋環境保全が重要。
□方法:東南アジアで、企業を対象にオンライン発信、意見交換会
東南アジアはプラゴミ問題が深刻。企業を対象にすることで、生産者から変革を促進し
影響力を大きくすることができる。
内容は、ゲストスピーカーによる講話、企業の取り組み、被害状況の発信。
企業のCSR活動にもつながるのではないか。
各グループ、テーマ選定の理由や方法を、論理的かつ具体的に提示していました。
課題と目的とを的確に把握し、自分たちのテーマの軸に沿って、発展的に議論が
進められていたと思います。
特に、「皆さんはそう考えますが、私はこう考えます。なぜなら…」というように、
自分の視点で意見交換をしていた所が良かったと思います。
どのテーマも深掘りしてみたいものでした。
もちろん内容も重要ですが、定例会で情報発信したい、意見交換がしたいという
純粋な気持ちが大切です。1つ1つの交流の機会を実りあるものにしたいですね。
9月は、オンライン合宿、定例会、インドネシアとの交流と、行事が目白押し!
熱中症や感染症に気をつけて、頑張りましょう!!
関東地区チューター
古田 崚馬
コメント[0]
2021
07,21
11:12
【CSOラーニング制度】2021年度7月・関西・愛知・宮城地区合同定例会を開催しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]
はじめまして。
関西地区チューターの武井七海です。
7月15日㈭に関西、愛知、宮城の3地区合同のオンライン定例会が開催されました。
定例会の内容は関東地区と同様で
1, 共通点探しゲーム! ~お互いのことを知る~
2, 派遣先のCSOを知ろう! ~自分の団体の位置付けを知る~
の2本仕立てでした。
地区ごとに5~8人の小グループに分かれてのワークで地区内での交流のきっかけになったと思います!
私がファシリテーションをつとめたグループ1は、共通点探しゲームで堂々の1位を獲得しました!パチパチパチ
グループ1の共通点で印象に残っているものは、「鳥人間を見たことがある」です。
実際に鳥人間のサークルに入っている人がグループ内におり、とても良い着想の共通点だな〜と思いました。
また、全員一致とはなりませんでしたが、大阪出身のラーニング生が「たこ焼き器をもっている」という案を出したところ、8人中6人手を挙げており、さすが関西地区!!と思いました。(私は東京出身ということもあり、たこ焼き器は所持しておりません。。。)
2番目の派遣先のCSOの紹介では、ラーニング生が事前に準備したスライドをもとに、派遣先のCSOの活動内容を発表しました。(詳しい内容や意図は関東地区のブログを御覧ください。)
所属して1ヶ月足らずの組織を組織外の人に説明するのは、とても難しいことですが、皆さん分かりやすく説明してくださいました!昨年度は自分の活動で手一杯だったため、自分が所属しているCSO以外の活動を深く知ることもなくラーニング制度を修了してしまいました。ですが、今回のワークのおかげで私自身にとっても新しい発見があり、チューターを引き受けて良かったなと思いました。
ワークの最後にはラーニング生からの感想や相談などの意見交換が行われました。とある感想では、農業やウミガメの保全などの活動も気候変動などの環境問題と密接に関わっており、CSO間でも活動内容に繋がりがあり面白いというものがありました。環境問題はとても大きな問題であるからこそ、一つの団体だけではなく、色々な団体が協力して取り組むことが重要であることを再認識しました。様々な団体に配属される学生達が、一堂に会するCSOラーニング制度は、CSO間の繋がりも生み出せる可能性がある制度だと、チューターになって初めて気が付きました。
また、環境問題に対する横のつながりだけでなく、環境分野に関わるインターン生としての横のつながりも生かしてもらえるように、私はチューターとして皆の心理的安全性を担保していきたいとも思いました。ラーニング生の皆さん、何かあればいつでも相談してくださいね〜。
関西地区チューター
武井七海
コメント[0]
2021
07,12
13:19
【CSOラーニング制度】2021年度7月・関東地区定例会を開催しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]
こんにちは!
今年度の関東地区チューターを務める古田です。
先の見えないコロナ禍の中ですが、オンラインでも最大限に今できることを考え、皆さんの活動を盛り上げたいと思っています!
さて、2021年7月8日、1回目の定例会がオンラインで開かれました。
今回は約7人1組の4グループに分かれ、少人数のグループワークが中心です。内容は次の2本立てです。
① 共通点探しゲーム! 〜お互いのことを知る〜
ルールは簡単。グループのメンバー同士で、最も多くの共通点を見つけたグループが勝ち!
◇結果発表
グループ1・・・17個(1位!)
グループ2・・・7個
グループ3・・・6個
グループ4・・・13個
◇みつけた共通点(抜粋)
・プラスチック問題に興味がある
・サークルに属している
・洋画を見る時、字幕派
・みんな黒いリュック
・いま、雨が降っている
・コロナにかかっていない
最後の講評では、専務理事の西脇さんが「『数を競っているんだ!!』という議論の目的をみんなで共有することがコツだったと思う」と述べられました。アイスブレイクでも、何かひとつテーマを設け真剣に議論すると白熱します。各グループ、予想以上に盛り上がりました。
② 派遣先のCSOを知ろう! 〜自分の団体の位置付けを知る〜
この目的は2つあります。1つは下の画像のようなマトリックスを用いて、派遣団体の活動の立ち位置を知ることです。もう1つは発信力を高めることです。若いインターン生にはCSO団体のことを積極的に発信することが期待されています。これは自分の団体を他者に伝えるトレーニングです。
ラーニング生には事前課題を課し、派遣団体の活動を調べ、分析した上で、その立ち位置を記入してもらいました。
その後、グループ内で各々自分の作成した図表をもとに発表しました。
ラーニング生は、まだ活動開始から1ヶ月であるにもかかわらず、団体の諸活動を自分の言葉で整理することが出来ていました。内容の濃いプレゼンテーションが繰り広げられ、後には活発な質疑応答が交わされました。所属団体の活動への熱意と、他団体への関心の強さが伝わってきます。
このように、ラーニング生一人ひとりが自分の派遣団体を知り、一緒に活動する仲間を知ることが出来ました。たしかに、オンラインでは活動の実感は対面時よりも小さいと思います。もっとフィールドワークをしたい、対面で人と関わりたいという人もいるでしょう。しかし、派遣団体のCSOや定例会など、居場所があること自体がとても貴重なことです。ラーニング生の皆さんには、このつながりを大切にしてほしいと思います。お互い刺激し合い、成長していきましょう!
関東地区チューター
古田 崚馬
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