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2025
01,23
13:58
【CSOラーニング制度】2024年度1月 関東地区定例会を開催しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]
こんにちは!

関東地区チューターの松本慧叶です。
厳しい寒さが続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて、1月15日(水)18:00~20:00に1月のオンライン定例会を実施しました!
今回の定例会では

1. 活動発表
2. ミニプロジェクトの成果発表

を行いました。

今回が今年度のCSOラーニング制度の最後の定例会となります!


1. 活動発表

先月までと同様に派遣先の活動内容も紹介しつつ、これまでで最も印象的だった
CSO先での活動エピソードを1つ紹介していく形になります!

①アサザ基金(福羽さん、橋田さん)



福羽さんは田んぼの雑草取り&ホタル鑑賞会が一番印象に残ったそうです。
ゲンジボタルとヘイケボタルのどちらも見れたとのことで、すごいですね!
参加した子ども達の記憶にも鮮明に残ったと思います!

橋田さんは収穫&おだかけが一番印象に残ったそうです!
おだかけとは稲を「おだ」と呼ばれる竹や間伐材で組んでつくった物干し竿の
ようなものに掛け、稲を天日干しし乾燥する作業のことです。
初めての農作業で大変だった点もあったとのことですが、最後は非常に達成感を
得られたとのことです。

橋田さんがおっしゃっていたように、耕作放棄されてしまった場所で昔ながらの
農作業体験や昆虫観察ができるといった付加価値の創出をしていくことは
非常に大切だと私も感じました。

②NPO birth(湯浅さん)



湯浅さんは練馬区で行われた「Tsutsuji Park Cafe」というイベントが最も印象的だったそうです!
公園のスタッフさんのマルチタスクさに感動したとのことで、イベントを企画・実施
するにあたって「イベントの一体感を出すこと」や「常に利用者側から考えること」、
「物事の優先順位を考えること」など様々なポイントを得られたとのことです。

湯浅さんがおっしゃっていたように、”マルチタスクさ”は日常生活や社会人になってからも
非常に大切な能力ですね!

③国際自然大学校(高階さん)



高階さんは年末ホットキャンプ・年の瀬クラフトキャンプが最も印象に残り、子どもたちの
没頭する力のすごさやキャンプという限られた時間の中での子どもたちの大きな成長を
感じたとのことです。

また、大人だからと俯瞰するのでなく、大人も子どもと同じように全力で楽しむことが
大切だと感じたそうです。子どもと同じ目線と気持ちでイベントに参加することは
子どもにとっても大人にとっても良いことですね!

④コンサベーション・インターナショナル・ジャパン(野本さん、伊藤さん)



野本さんは半導体メーカーの工場拠点調査&マッピングが最も印象に残ったそうです。
業務への責任が生じるからこそ、計画性を持って取り組むことの大切さを非常に感じた
とのことです。
ラーニング制度は活動の中で責任が生じるからこそ、仕事をする中でやりがいだけでなく
難しさも実感できる点が魅力ですね!

伊藤さんは日本国内での淡水生態系の保全活動を支援するプロジェクトのためのリサーチが
最も印象に残ったとのことです。
調べる中で、サスティナビリティレポート等からだけでは分からない企業の実態を
捉えることができただけでなく、自分で調べることの大切さを非常に感じたとのことです。

⑤CDP Worldwide Japan(大谷さん、大岡さん)



大谷さんはCDPサプライチェーンサミット・ジャパンが一番印象に残ったそうです。
日本にだけ目を向けているとどうしても視野が狭くなってしまいがちな中で、
様々な企業やグローバルヘッドの方のお話を通して、グローバルで一体となって
環境問題に取り組んでいるという実感を得たとのことです。
そういったつながりを感じることは自分の活動への励みにもなりますね!

大岡さんはCDPの社員さんとの交流が印象に残ったそうです。
様々なバックグラウンド・興味を持っている社員さんが集まっているからこそ、
様々な知見やアドバイスを得ることができたとのことです。
ラーニング制度を通して派遣先の方々から学ぶことは本当にたくさんあると思います!

⑥樹木・環境ネットワーク協会(酒井さん、神子さん)



酒井さんは山林の保全活動が印象に残ったそうです!
実際に山林に入る中で気候変動の影響や生態系の崩壊を実感したとのことで、
ボランティアレベルの介入では山林の維持は困難なフェーズまで来ていると感じたそうです。

神子さんは海の森子どもレンジャーでの活動が印象に残っているとのことです。
子どもの知識や興味関心の強さを感じただけでなく、実際に活動する中で多くの人の協力が
必要であると感じたそうです。
神子さんがおっしゃっていた「1人の100歩より100人の1歩」という言葉は環境保全において
とても大切なキーワードですね!

⑦新宿環境活動ネット(高野さん、早川さん、山内さん)



3人は新宿区環境日記コンテストが印象に残っているとのことです。
環境日記を継続して書くためのポイントや家族と一緒にエコ活動を実施することによる
効果を非常に感じたそうです。
また、「子どもエコ広場新宿」では講座の目的を明確にし、効果的な構成を作成する
重要さとそのテクニックを学んだとのことです。

1月26日のエコ広場ではラーニング生の3人が企画したワークショップを実施するとの
ことなので、是非頑張ってください!

⑧WWFジャパン(相原さん、松澤さん、岩瀬さん)



相原さんは中高生向け気候変動WSに取り組み、開催の為の効果的な宣伝方法・魅力の
伝え方や、ワークショップの中でどのように参加者のオリジナリティーを引き出せるかを
学んだとのことです。
ワークショップの参加者の考えや想いを十分に引き出すことは、結果としてより良い
ワークショップの実現にも繋がりますね!

松澤さんはGLOBAL FESTA JAPAN 2024での活動が印象に残っているとのことです。
ファンドレイザーとしてサポーターの方々との交流ができただけでなく、非常に規模の
大きいフェスに参加することで環境に関心が高い人々の実像をつかめたそうです。
自分が考えるだけでなく、他の人が何を考えていて、どんな行動をしているのか実際に
足を運んで積極的に参加することが非常に大切ですね!

岩瀬さんは就活生サスティナビリティ塾の活動に参加する中で集客の難しさを感じ、
開催時期や時間、集客タイミング等様々なポイントを十分に考える必要があると感じた
とのことです。
あまり環境に興味がない人を集客することも難しいですが、環境に興味がある人を
集客することも、媒体が多様化し多くの情報が回っている現代だからこその難しい点が
あると思います。

⑨日本環境教育フォーラム(太田さん、小池さん)



2人は清里ミーティングでの活動が印象に残っているとのことです。

太田さんは発表を通して伝え方や言葉の選び方などの難しさを感じたものの、「自分の
言葉で素直に伝えること」や「とりあえずやってみる」ことの大切さを感じたそうです!

小池さんは、学生だからこその意見を発信したい自分たちと学生ならではの意見を聞きたい
大人との間でマッチした交流ができたことから、自身の所属やTPOに応じた発表を行う
ことが大切であると感じたとのことです。
自分ならではの意見を共有することがお互いの学びにもなりますね!

⑩パブリックリソース財団(高さん)



高さんは寄付者名簿の整理や審査会に参加する中で、オンライン寄付の意義を深く理解できた
とのことです。
オンライン寄付により物理的・空間的な制限がなくなった為、環境だけでなく様々な分野に
おける寄付がさらに活発になると良いですね!


2. ミニプロジェクトの成果発表

それぞれの関心に基づいたチームに分かれて8月末の夏合宿から5か月近くにわたる
ミニプロジェクトの成果発表を行いました。

①かっぱん田グループ



かっぱん田グループは今年度限定で作成されたグループになります!
かっぱん田を自然共生サイトに登録することを目的に、「ゆたかな生物多様性」
「田んぼと人とのかかわり」というかっぱん田の魅力を実際に申請書を作成しながら
まとめたとのことです。

かっぱん田を様々な視点から分析していて、非常に興味深い内容でした!

②エシカル消費グループ



エシカル消費グループは「子どもと親御さんにエシカル消費を認知してもらう」を目的に、
12月21日に行われた新宿SDGsフェスにブース出店をしました。

シードペーパーや身近なチョコレートを使ってエシカル消費を伝えるだけでなく、
「サンタさんにメッセージを書く」という季節に合った子どもが楽しめる内容で実施しており、
当日私もブースに行ったのですが、とても盛況で多くの参加者が楽しんでいました!

限られた時間の中で企画を進めてイベントの出店を実現しただけでなく、Googleフォームの
結果を用いた活動の振り返りまで行ったとのことで、素晴らしいですね!

③気候変動グループ



気候変動グループは「気候変動×〇〇」を題材としてメンバーがそれぞれテーマを設定し、
オンラインリーフレットを作成しました。

防災・生物多様性・ジェンダー平等・経済・再生可能エネルギー・心理学・移動手段・
株式価値という幅広い8つのテーマで展開されていて、「気候変動」とそれぞれがどのように
関係しているのか、多くの読者に響く非常に興味深い内容になっています!

また、数字や図を使うだけでなく、色合い・レイアウトも検討を重ね、説得力があり
読みやすい成果物になるよう工夫したとのことです。
私も実際に読みましたが、非常に分かりやすく引き込まれる内容でした!

④フードロスグループ
フードロスグループは、11月24日に「秋の森づくり体験withたき火」というイベントを実施し、
間伐体験・火起こし体験・焚火でおやつ作りの3つを行いました。

農家さんから、規格外のものや食べきれないりんご、さつまいも、みかんを集め、焚火で
おやつ作りの中で焼きリンゴや焼きいもにするなどして食べたとのことです。

近所の農家さんやCSO派遣先の関係者の方など、様々な方々の協力を得ていて非常に
すばらしいですね!
食材も規格外品ですがとてもおいしかったとのことで、日の目を見ず廃棄されてしまっている
食材が有効に活用されるシステムの実現を目指したいですね!

⑤生物多様性グループ



生物多様性グループは「企業の持つフィールド~生物多様性との向き合い方~」をテーマに、
企業の持つフィールドにおける生物多様性について3つのグループに分かれて調査を行い、
報告書を作成・発信しました。

東京ポートシティ竹芝・サンシティの森・アークヒルズ仙石山森タワーの3か所を調査し、
それぞれどのような特徴があり、どのような活動が行われているのか、インタビュー取材
などによって非常に詳しくまとめられています。

フィールドの違いなども分かる為、それぞれ読み比べてみると様々な視点を得られて
非常に面白かったです!



以上、ミニプロジェクトの成果発表でした!
派遣先での活動と並行してミニプロジェクトもやり抜いたラーニング生の皆さんに拍手です!


活動発表とミニプロジェクトの成果発表と盛りだくさんでしたが、今月のブログはお楽しみ
いただけたでしょうか?

最後になりますが、私も3月の修了式でチューターを卒業します。ブログで皆さんにお会い
するのは今回が最後かと思います。

今年度はチューターとしてこの制度に参加させていただき、ラーニング生の活動から多くの
刺激を受けながら、昨年度とはまた違った視点で活動することができました。
より環境問題やCSOの活動に関する知見を深められただけでなく、改めてCSOラーニング
制度のすばらしさを感じた8ヶ月となりました。
昨年度も含めてこの2年間で得たことを今後の活動に存分に活かし、環境問題の解決に
貢献できる人材を目指してまいります。

最後に昨年度からお世話になりましたSOMPO環境財団の皆さま、CSO関係者の皆さま、
そしてブログを読んでいただいた皆さまにこの場をお借りして感謝申し上げます。
ありがとうございました。

同じく関東地区のチューターの遠藤さんからのご挨拶です。

お世話になっております。関東地区チューターの遠藤です。
昨年度はインターン生として、今年度はチューターとしてCSOラーニング制度に関わらせて
いただきました。

定例会での発表などを通じてラーニング生の皆さんが苦労や楽しさを共有してくださる中で、
私自身もインターン生だった頃のことを思い出し、とても懐かしい気持ちになりました。
同時に皆さんが多くの経験を積み成長されたのだと感銘を受けました。
本当にお疲れさまでした。

また、この場をお借りして、SOMPO環境財団の皆さま、CSO関係者の皆さま、そして
ブログを読んでくださった皆さまにも心より感謝申し上げます。
不慣れな点や至らない部分も多々あったかと思いますが、温かく支えていただき
ありがとうございました。

ここで得た貴重な経験を糧に、環境問題の解決に挑み、社会で活躍できる人材を目指して
今後も精進してまいります!


1年間、お読みいただきありがとうございました!
読んでくださった皆さんに少しでも新たな学びや気づきがあったら嬉しいです!

関東地区チューター
松本慧叶

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2024
12,24
17:19
【CSOラーニング制度】2024年度12月 関西・愛知・宮城・福岡地区定例会を開催しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]
みなさん、こんにちは!
関西地区チューターの大同唯和です。

気が付けば今年も残すところ1週間をきりました。毎年「今年もあっという間だったなぁ」と
言っているような気がします。今年は環境活動を通して人脈の広がった1年だったなと思っています!

さて、12月19日(木)に12月のオンライン定例会を実施しました!
今回の定例会では、

1. 活動発表
2. ミニプロジェクトの打ち合わせ

を行いました。

1. 活動発表
活動発表では、それぞれがインターン先での活動を振り返り、印象に残った活動を紹介しました。

① 大阪自然環境保全協会(孫さん・関西地区)
大坂自然環境保全協会は教育やイベントを通して、環境保全に取り組む団体です。
インターン期間の前半は里山保全活動と田んぼ復活プロジェクトを行ったということです。
2つの活動に参加して面白かった点として、全社はお金を払った人が参加しており、
後者はたまたま通りかかった人が参加してくれたという、全くバックグラウンドが異なる人が
参加していたことだと話していました。
「どうやったら環境意識のない人にも興味をもってもらい、参加してもらえるか」ということを
考えるきっかけになったそうです。


印象に残った活動は、Instagramの開設とその管理だといいます。職員さんから、他の団体と
つながりたいなどの声はあったことをうけ、孫さんがInstagramを立ち上げ、投稿などを
作っているということです。
ゼロからイチをつくり出すということは簡単なことではないのですごいです!
みなさんもぜひ、フォローしましょう!

② 環境市民(為則さん、安川さん・関西地区)
環境市民は、「環境のためになにかしたい」という思いをもった市民だれもが一緒になって
活動できることを理念とする団体です。今回は2人がそれぞれ印象に残った活動について
紹介してくれました。


為則さんが紹介してくれたのは、「企業のエシカル通信簿の作成」です。
市民が企業のサステナビリティの情報を集め、まとめます。そして、それを実際に企業に提出し、
企業からの返信をもらいます。その内容をもとに2次調査を行い、エシカル通信簿として
発表するそうです。現在、調査を行っている途中とのことで、市民が環境についてアプローチ
するという部分が環境市民の理念にあっていて、やりがいを感じるとのことでした。
完成したもの、ぜひ見てみたいです!

安川さんは、「環境活動パワーアップ講座」を紹介してくれました。
講師の先生の話を聞くだけでなく、参加者がやりたい企画が実現するまで一緒にサポートしてくれる、
全5回の連続講座ということでした。「一般の方でも環境問題に対して何かしたいと思い、
集まってくる人がいることに驚いた」との感想をもったそうです。
実際にサポートまでしてくれるというところが魅力的な講座ですね!

③ 地球環境市民会議 CASA(日下さん・関西地区)
CASAは市民の立場からエネルギーと気候変動に取り組む団体です。
インターン期間中には、アンケート集計を行ったり、セミナーやイベントに参加したりと
幅広い活動を行っていたということです。

印象に残った活動では、リサイクル教室について紹介してくださいました。
小学生を対象として、牛乳パックでエコハウスづくりを行うという内容だったそうです。
子供たちが楽しそうに取り組んでいたことが印象に残っている一方で、環境問題と結びつけて
伝えることの難しさも実感したということでした。


また限られた時間で研究との両立が難しかったものの、そのなかでやり遂げることの重要性を
学んだというお話もありました。

私も昨年は大学の講義にインターンにと同じように感じていたことを思い出しましたが、
こういう経験ができることも長期のCSOラーニング制度ならではのことかなと思います!

④ 藤前干潟を守る会(三宅さん・愛知地区)
藤前干潟を守る会はごみ問題を発端に生まれた環境団体で、現在は所有している2つの干潟で
環境保全、環境教育をメインに活動している団体です。

三宅さんは、この8ヵ月間で様々な活動に参加されていました。環境教育、祭りでブース出展、
展示物作成など、準備から運営まで色々な経験ができたということです。


実際に干潟に出て活動する経験はなかなかできないことだと思います。
たくさんの活動をとても楽しそうにされている様子が伝わってきました!

⑤ 冒険あそび場 せんだいみやぎネットワーク(松原さん・宮城地区)
冒険あそび場は「遊びを通して生きる力を子供たちに」をモットーに、市街地からも近い自然で
子供がやってみたいことをのびのびできる場所づくりやサポートをしている団体です。

プレーパークと呼ばれる場所で子供の遊びのサポートを行っているということです。
発表では1枚の写真をみせてもらいました。そこには沼を作って裸足で楽しむ子供の姿が。
沼の中は実はとても冷たいそうで、体験してみないと分からないことをやれる環境の重要性を
感じたということです。


子供が挑戦したいことをできるだけ応援しつつ、危険を取り除くサポートを行うという立場で
関わっていたという松原さん。私は最近子供と関わることも少ないのでとても興味深くお話を
聞いていました!


2. ミニプロジェクト打ち合わせ
インターン期間も1月までと終わりの迫る中、どのグループも順調にプロジェクトを進めていました。
イベントを終えたグループやイベント直前というグループもあり、それぞれ振り返りや確認で
打ち合わせの時間はあっという間に終わっていきました。

私も12月頭に、あるミニプロジェクトのグループのイベントに参加してきました!
当日はとても盛り上がっていて、さらにCSOラーニング制度のOBの方にお会いするという奇跡も!
こうやって制度外の人も巻き込めることが、ミニプロジェクトの素敵なところだなと感じました。
来月は各プロジェクトの活動報告もあるので、楽しみです。

今回のブログはここまでです。
長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

まだまだ寒い日も続きますが、体調には気をつけて、よいお年をお迎えください!

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2024
12,16
16:43
【CSOラーニング制度】2024年度12月 関東地区定例会を開催しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]
こんにちは!関東地区チューターの遠藤瑞季です。
12月になり、寒い日が増えてきましたが皆さんいかがお過ごしでしょうか?
私は朝、布団から出られない日々が続いております!

さて、12月11日(水)18:00~19:30に12月のオンライン定例会を実施しました!
今回の定例会では、

1. 活動発表
2. ミニプロジェクトについての打ち合わせ

を行いました。

1. 活動発表
前回に引き続き、インターン生による派遣先での活動発表を実施しました。
派遣先の活動内容も紹介しつつ、これまでで最も印象的だったCSO先での活動エピソードを
1つ紹介していく形になります!

① オーシャンファミリー(今野さん)
オーシャンファミリーは、海の環境教育に関する事業を行い、地球環境の保全と持続可能な
社会づくりを目的に活動している認定NPO法人です。来年度の夏から自然環境と海をテーマに、
遊ぶだけではなく学びの場としてビジターセンター事業をはじめるそうです!

今野さんは子どもや家族を対象としたマリンアクティビティの運営を通して、持続的な
環境保全への意欲を持たせるには、「好き」や「守りたい」といった根本的な思いを育む
ための、実体験を通して考える機会が重要と考えるようになったそうです。

そして、感想と反省として、参加する子どもに正解を聞かれたときすぐに答えるのではなく
「どうしてそうなるのか?」といった想像力を養わせる返答が大事だと考えるようになった
そうです。実体験を次に活かそうとする姿勢が素晴らしいと感じました!



② 環境エネルギー政策研究所(川口さん、菅原さん)
環境エネルギー政策研究所は、持続可能なエネルギー政策の実現を目的とし、政府や産業界から
独立した第三者として活動する認定NPO法人です。

菅原さんは、印象に残っている活動として、環境エネルギー政策研究所が委託を受けた品川
区役所八潮地区の町づくり事業に関しての議事録作成やワークショップ開催を挙げていました。
当初は品川区が事業を委託する意義や方向性が漠然としていたそうですが、品川区の方と実際に
お話しし、企画から事業に移すまでの経緯など企画者にしか分からない思いを聞くことで
地域住民の方が望む現実的な町づくりを行う意志や重要性を感じたそうです。

川口さんは、様々な活動の中でも電気自動車に関するセミナーで誰もがきいたことがあるような
大企業が参加しているのを見て、気候変動や電気自動車転換への関心の高さを実感した
そうです。そして、政策提言やセミナー、まちづくりなど幅広い活動に携わることでエネルギー
政策以外のこともたくさん学ぶことができたと述べていて、充実した活動を行っている様子が
よく分かりました!



③自然環境復元協会(栗原さん、望月さん)
自然環境復元協会は「多様な生き物と共に暮らす社会」をビジョンに掲げ活動を行う
認定NPO法人です。様々な活動を行う中でもお二人は、環境保護団体とボランティア希望者を
つなぐレンジャーズ活動に力を入れていました。

望月さんは、印象に残った活動として大阪レンジャーズを挙げていました。
関東と関西の二つの拠点があるという自然環境復元協会の特徴を活かして大阪での活動に参加
することで、場所は違えど環境を守りたいという人がたくさんいることを実感したそうです。
また、関東と関西両方で活動を行うことで、その地域に合った環境保全が重要であると考えるようになったそうです。

栗原さんは、学生レンジャーズ活動での学生主体の企画や打ち合わせの実施を挙げていました。
レッドリストに携わっている人をお呼びした環境保全への関わり方の講演を実施し、専門的だが
かみ砕いた説明でよい反応・評判を得ることができたそうです。
一方、準備への取組は難航したようで、打ち合わせでは意見や認識が一致しているか丁寧に確認
することが大事と考えるようになったそうです。そして、環境保護団体とボランティア希望者の
マッチングに携わることで、色々な環境保全活動はあるが認知度や参加度が低く、環境保全の
考えを浸透させることが難しいと感じたそうです。



④ 日本環境協会(足立さん)
日本環境協会は国と自治体、企業や関連団体と連携し、環境教育や情報提供、人材育成を行う
公益財団法人です。足立さんはこどもエコクラブの活動支援やエコマークの運営サポート
および広報に携わっています。

足立さんが印象に残っているのは、12月4日から6日に開催されたアジア最大級の環境展示会
であるエコプロに参加したことです。ブースを考える機会があり、子供に環境への興味を
もってもらうため、おみくじ形式で環境活動のアイデアを伝える企画を考案し1500枚のカードが
不足するほど大盛況になったそうです。自分で最初から企画をして大成功を収めることが
できたのは本当にすごいと思います!
一方、反省点として裏方業務に時間がかかりすぎてしまったこと、自分で完遂しようとして
いたがもっと早く相談すればよかったことを挙げていました。
そして、情報共有とコミュニケーション、分からないときに積極的に関わることが大事と
述べていました。



⑤森づくりフォーラム(井上さん、浜田さん)
森づくりフォーラムは、各地の森林ボランティア活動をネットワークでつなぐ実践的な組織
として活動するNPO法人です。情報発信や啓もう活動を通した「森とともに暮らす社会」の
創出に取り組んでいます。

浜田さんが印象に残っている活動として挙げていたのは、11月24日に実施した「秋の森づくり
体験WITHたき火」の開催です。8月頃から準備をしており、当日は親子や若い世代と間伐、
火起こし、焼き芋や焼き林檎づくりをおこなったそうです。
朝は寒さもあり緊張感があったようですが、一緒に作業をする中で雰囲気が明るくなりスタッフ
の楽しむ様子が参加者にも伝わり好循環を生むことができたそうです!
そして、場を提供した地域の方や小さい子が木を切る土台を作成したボランティアの定例参加者
といった関係者が森林ボランティア活動には必要不可欠だと実感したそうです。

井上さんは、Microsoftの社員が参加する「定例会WITH MICROSOFT」を印象に残った活動
として挙げていました。道づくりの工程の楽しさや鉈の扱いや整備作業の難しさを実感する
とともに、企業の方と交流することで貴重なお話を沢山伺うことができとても楽しかった
ようです。
そして、チームワークや自然環境への配慮そして持続可能性への理解を今後の学びとし、
就職後も活かしたいと述べていました。素晴らしい心がけだと思います!



⑥ECOPLUS(佐藤さん)
ECOPLUSは自然、異文化、地域社会をテーマに体験活動を実施するNPO法人です。
環境教育に力をいれており、西太平洋上の島であるヤップ島でのプログラムや小学生の農業
体験活動、大学での講義などを行っています。

佐藤さんが印象に残っている活動は「田んぼのイロハ」というイベントです。
団体の方が所有する新潟県魚沼市にある無農薬田んぼのイベントで、佐藤さんは9月の稲刈りに
参加したそうです。社会人なりたての方や外国人の方も含めて老若男女が参加しており、
みんなで体を動かす中で、難しいことは考えずとりあえず体を動かして触れてみるという
環境教育のあり方やつくられ方を学ぶことができたようです。



どのラーニング生も特徴的かつ個性豊かな経験や学びを得ており、価値あるインターン生活を
送っていることがよく分かりました!


2. ミニプロジェクトについての打ち合わせ
前回に引き続き、ミニプロジェクトについての打ち合わせも実施しました。
生物多様性部門が実際に成果物をメーリングリストで公開したり、エシカル消費部門が
Instagramのアカウントで推しエシカル商品の紹介を行ったりと実行に移している班も
みられました。皆さん、ぜひチェックしてください!

どの班も実行の追い込みフェーズに入っており、12月であることも相まってバタバタするとは
思いますが、最後までやり切ってほしいと思います!

今回の報告は以上になります。
12月も中旬に入り、もうすぐ年越しか...と月日があっという間に経つのを感じております。
皆さまよいお年をお迎えください。
最後までお読みいただきありがとうございました!

関東地区チューター
遠藤瑞季

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2024
12,05
13:54
【CSOラーニング制度】2024年度11月 関西・愛知・宮城・福岡地区定例会を開催しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]
こんにちは!宮城地区チューターの奈良拓実(ならたくみ)です。
11月に入り、かなり冷え込んできました。

私が住んでいる仙台では、気温が0℃近くに達しそうな日も出てきました。
特に寒い日は慌てて布団を出すこともあります。

さて、11月20日(水)に関西・愛知・宮城・福岡地区の合同オンライン定例会が
開催されました。前半はラーニング生それぞれの派遣先と活動内容の紹介、
後半はミニプロジェクト(CSOラーニング生だけで行う独自プロジェクト)の
打ち合わせと進捗報告を行いました。

〇CSO派遣先紹介

活動紹介では4つの派遣先が紹介され、それぞれがとても興味深く、皆さんが頑張って
いることを感じました。発表をしてくれたのは以下の団体で活動している皆さんです。

・里山保全活動団体 遊林会(後川さん)
・びわこ豊穣の郷(南部さん)
・緑の地球ネットワーク(小林さん)
・オイスカ中部日本研修センター(小川さん、宮本さん、宗像さん)



中でも特に印象的だったのは、小学校の子どもたちを対象としたイベント企画です。
活動自体や子どもたちと関わることは楽しい反面、子どもたちに対する危機管理が
十分でないと感じるとの話がありました。しかし、その点をどこまで主張すべきか
迷って発言できていないとのことでした。

私自身も昨年の活動では、NPOにお邪魔している立場を考えると、どこまで意見を
言うべきかの線引きが難しいと感じた経験があり、とても共感しました。
ただ、学生の視点からの意見も重要だと思うので、ぜひ積極的に発信してほしいと感じます。


また、同じく子どもを対象とした企画を進めているラーニング生からは、「子どもの
友達のような存在」と「危機管理を担う大人の立場」の二つの役割を両立させる難しさ
についても話がありました。

私は直接子どもと関わる活動をしていないため、そうした視点は新鮮で、学びがありました。
ラーニング生自身が活動を通じて多くのことを学び、それを共有できる環境は
本当に素晴らしいと改めて思いました。

 
〇ミニプロジェクトの打ち合わせと進捗共有

私が担当する宮城では、企画がようやく形になりつつあります。
先月のブログでも触れましたが、私たちは宮城にある「みちのく潮風トレイル」(環境省の
数百キロにわたる自然環境内の遊歩道)で仙台から行けるモデルコースを作るプロジェクトを
進めています。
このプロジェクトは、一見環境を破壊するように見えますが、集まった資金を使って環境を
保護する取り組みで、環境省のプロジェクトの一環です。10月に一度下見を行い、11月にも
もう一度下見を実施しました。そして、来月はいよいよ本番を迎える予定です。

また、非常に面白いと感じたのは、愛知地区が計画している「2月に大学生を対象とした
国際協力をテーマにした一泊二日の合宿プロジェクト」です。
ここ2年で合宿形式の企画は聞いたことがなく、非常にチャレンジングだと思います。
その分、苦労も多いかもしれませんが、ぜひ最後までやり切ってほしいです。

  

今月の報告は以上です。ここまでブログを読んでいただき、ありがとうございました。
何か困ったことや相談したいことがあれば、いつでも頼ってください。
私たちも全力でサポートします!これからも頑張りましょう。応援しています!

宮城地区チューター
奈良拓実

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2024
11,18
15:49
【CSOラーニング制度】2024年度11月 関東地区定例会を開催しました!
CATEGORY[CSOラーニング制度]
こんにちは!

関東地区チューターの松本慧叶です。
11月になり肌寒さを感じる日も増えてきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

さて、11月14日(火)18:00~19:30に11月のオンライン定例会を実施しました!
今回の定例会では

1. 活動発表
2. ミニプロジェクトについての打ち合わせ

を行いました。

今回からインターン生による派遣先での活動発表が始まります。
これから1月まで3回にわたって活動発表を行っていきます!


1. 活動発表

派遣先の活動内容も紹介しつつ、これまでで最も印象的だった CSO 先での活動エピソードを
1つ紹介していく形になります!

① オイスカ(村上さん、田中さん)




お2人はオイスカの活動地の成果や現状を目で見ることを目的として何とタイに渡航し、
小学校での授業や植林活動を行ったとのことです!

村上さんは、活動の中で様々なイレギュラーにも遭遇する中で、どんな場面でも柔軟に対応し、
違いを楽しむことが大切だと感じたそうです。また、田中さんは実際に海外に行き、その国の
理解を深めるには”日本ではどうなのか?”と、まずは日本に関する知識を持つことが大切である
と感じたそうです。

タイ渡航ですが、行ってみたいという声を挙げたことから実現したとのことで、お2人が発表
の中でも言っていた「自分から行動を起こす」「とりあえずやってみる」ことの大切さを
私も非常に感じました!


② 環境文明21(フリシラさん)



フリシラさんにとって最も印象的だったエピソードは、【今こそ、まっとうな気候政策を
つくろう】キャンペーンです。気候変動を止めるために具体的な行動をしている人が少ない
現状がある中で、正しい科学的な情報や向き合い方を伝えることの大切さを非常に感じた
とのことです!

また実際にシンポジウムやセミナーにも参加され、その中でより知識を深め、さらにその
知識について考えることが環境問題やその周辺理解に繋がると感じたそうです。
知識を身につけるだけでなく、その知識は何を意味していてどう使えるのか、深堀していく
ことが大切ですね!


③ JUON NETWORK(佐藤さん、藤井さん)



佐藤さんは里山森林ボランティア講座が最も印象に残っているとのことで、森林について
学びつつ活動を楽しんでもらう企画を考え、スライドの作成なども行ったそうです!
今後は実際にフィールドに出て講座を行うとのことなので、その様子も楽しみですね!

藤井さんは樹恩割り箸の広報に最も力を入れ、樹恩割りばしを使用している60以上の
大学生協に向けた資料やリーフレット作成を行ったそうです。
また森林の楽校にも参加し、次の世代に林業を知ってもらう為に、どのように若い世代に
参加してもらうかを考えるきっかけになったとのことです。林業の担い手不足は深刻なので、
どのように若い世代にアプローチすればいいのか、非常に難しいですが考えていかなければ
ならない重要なトピックですね!


④ 日本自然保護協会(若山さん)



若山さんは日本版ネイチャーポジティブに関する活動が最も印象に残ったそうです。
日本版ネイチャーポジティブはその地域ごとに異なる生物多様性を考慮し、市町村ごとに
実現されるとのことです。まだ試行段階とのことですが、実際に自然調査や協議会、
指標整理にもかかわったということで、最前線で学びを得られていて良いなと思いました!

また活動を通して、地方自治体やNGOなどの関連団体だけでなく、企業の参画・支援も
巻き込み、より経済的にも持続可能な仕組みを構築する姿勢が自然保全には必要であると
感じたとのことです!


2. ミニプロジェクトについての打ち合わせ

気候変動×○○、SDGsイベントへの出店など、今まではなかったプロジェクトも企画されて
います。今年もアウトプットの形が多様で面白いですね!
この1ヶ月でかなりプロジェクトが前に進んだ班もあり、各班順調に進んでいる様子でした!



CSOの活動もあと3ヵ月を切りました!
ラーニング生の皆さん、派遣先の活動と合わせてミニプロジェクトもあり少し大変かも
しれませんが、ラストスパート頑張ってください!

最後に「やりきった」「この制度に応募してよかった」「成長できた」と思える8ヵ月間に
なると良いなと思います!

それでは、皆様体調に気をつけてお過ごしください。
最後までお読みいただきありがとうございました!

関東地区チューター
松本慧叶

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