2022 02,02 16:47 |
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こんにちは!
愛知地区チューターの岸拓実です。 1月20日に関西、愛知、宮城3地区合同の第7回定例会が開催されました。 今回も11月・12月と同様の二部構成でした。 1.CSOラーニング制度で印象に残った活動について派遣先ごとの発表 2.関心テーマについてのディスカッション
1.CSOラーニング制度での活動についての発表 今回は以下の5団体が発表してくれました。簡単に発表内容も紹介します。 ①愛のまちエコ俱楽部(https://ai-eco.com) 菜の花を活用した地域内資源循環モデル(菜種油の生産→油の回収→せっけんや燃料の生産
→農作業利用)である「菜の花エコプロジェクト」などの事業を通し、様々なことを学んだ そうです。 何に価値を感じるかは人それぞれであり、持続可能や環境に取り組む人にはきっかけがありますが、 それは大体危機感から来るものです。 環境問題に取り組むことにプラスのイメージ・価値を感じる人を増やしたいと思ったので、 自分自身もプラスのイメージを感じつつ、必要だと感じたことを行っていきたいという感想を 述べてくれました。 ②気候ネットワーク(https://www.kikonet.org) 気候ネットワークは気候変動に対して幅広い活動をしている団体です。
気候ネットワークはオンラインでの活動に限られてしまっているにも関わらず、3人が3人とも
オリジナルの活動をしています。それぞれの人が職員やボランティアなど関係する人たちを 巻き込んで活動しています。 ③日本ウミガメ協議会(http://www.umigame.org) 日本ウミガメ協議会は、ウミガメを含む自然と人との共存を目指す団体です。
最も印象に残った活動は、和歌山県みなべ町での産卵調査でした。フィールドワーク調査や 関係者のネットワークづくりを通し、以下のような学びを得てくれました。 ④オイスカ名取事務所(http://www.oisca.org/kaiganrin/project) オイスカ名取事務所では、東日本大震災復興の一環で「海岸林再生プロジェクト」を行っています。
松の植林に加え、つる植物の駆除、溝切り、ゴミ拾い、活動理解のための広報活動です。 クロマツは湿気に弱いのですが、盛り土によって排水に問題があるため、溝切り排水経路を 確保する必要があります。 ⑤環境会議所東北(https://www.kk-tohoku.or.jp) 「みやぎグリーン購入ネットワーク」について主に話してくれました。
グリーン購入とは、商品やサービスを購入する際に必要性をよく考え、価格や品質だけでなく、 環境への負荷ができるだけ小さいものを優先的に購入することです。主な活動は以下の通りです。 環境について学ぶイベントを通して、エネルギーの便利さやそれを創り出す大変さを感じた そうです。また、イベントが子供たちへの環境教育につながると考えてくれました。 今回で全ての団体の活動発表が終了しました。毎回質問もたくさん出ており、ラーニング生 同士たくさん刺激をもらったのではないでしょうか。 どの団体も素晴らしい発表をありがとうございました! 2.関心テーマについてのディスカッション 今回は最終回ということで、各グループが考えてくれた、
「問題解決に向け、修了後に取り組むこと」を発表しました。 ①気候変動チーム 気候変動のことを分かっている人は多いのに行動が伴わないことが現状であるため、
持続できるかどうかが大切であるということを意識し、小さいことからできることを 考えてくれました。 情報共有ができるコミュニティに入ることや、知識をつけると、実際に情報共有をする ことなどです。確かにこうした取り組みを広げていくことで、より問題意識を持ち行動に 移してくれる人が増えてくれそうですね。 ②生物多様性チーム 生物多様性とは、生き物たちの豊かな個性とつながりを指します。
しかし、知るきっかけがないことや、誤った認識や行動によって具体的なイメージが わかない人が多いです。そこで、イラストを活用した情報発信により、幅広い世代に 正しい情報を伝え、興味を持ってもらおうと考えてくれました。 既に2つのイラストを描いてくれました!そして、なんとSNSまで開設してくれました!(https://instagram.com/cso2021_sns) ③エネルギー問題チーム このチームは、劇のようなストーリーで発表をしてくれて、楽しんでみることができました!
温室効果ガス排出量削減に関して、アンモニアの混焼やCO2を回収して貯蓄する技術 「CCS」や、それを利用する「CCUS」など様々なことを紹介してくれました。 これからの社会を担う私たちは、エネルギー問題を自分事として考え、声を上げていくべきです。
電力会社を選ぶ、パブリックコメントを出す、選挙で環境問題に関心のある政治家を選ぶなど、 できることからはじめていこうと発表してくれました。 このチームは、いくつかのトピックに分けて発表をしてくれました。
海洋ゴミ問題に関して、マイクロプラスチックを回収するボートやビーチクリーンアップ
イベントを紹介してくれました。 また、在庫を確認してから購入したり、長期間の保存方法を調べたりするなどの上手な 買い物方法、複数の企業で対策されている商品の個包装の見直しについても発表して くれました。 さらに、不用品の海外への寄付やダンボールコンポストなどのゴミを出さない取組も 紹介してくれました。 この他、国や企業の取組、身近にできるリサイクルについて、まとめてくれました。 ⑤食糧問題(フードロス)チーム このチームもトピックを分けて発表してくれました。
ファストフードや食べ放題など、便利や安くてお得感のある反面ロスが多い飲食店
事情に関して、SDGsに積極的に参加している企業を選ぶ、頼み方を意識するといった 行動を紹介してくれました。 また、環境に負荷の多い牛肉生産に関して、消費量そのものを減らす工夫、給食の配膳方法の 見直しなど学校現場での環境教育の重要性について発表してくれました。 他にも、尻腐れのトマトに「闇落ちトマト」という名前をつけて売り出したことなど 規格外品に関するアップサイクルについて紹介してくれました。 ⑥食糧問題(飢餓)チーム 飢餓に対する国内の課題として、食糧自給率が低いことや気候変動による農林水産物の
収量低下などが挙げられます。問題解決に向け、「地産地消」に着目した取り組みを 紹介してくれました。 地産地消マップの作製やSNSの活用、スーパーへの提案などの取組です。 こちらのチームもSNSアカウントを開設してくれています!(https://instagram.com/cso_chisanchisho) ※#地産地消ラーニング生 のタグをつけて投稿しましょう! 各グループで発表方法が異なり、「伝える」ことに関して学ぶことが多かったです。 発表してくれた内容に関して、私自身も何か1つでも良いので今後行動に移していきたいと 思いました。 2時間に亘る定例会皆さんお疲れさまでした。最後までオンラインの定例会となりましたが、 オンラインだからこそ地区を超えた繋がりができたのではないでしょうか。 活動はこれでひとまず区切りとなりますが、3月には修了式もあります。 最後に皆さんの活動のまとめを聞くのが楽しみです。 この8か月間私も多くのことを学ばせていただきました。これからのラーニング生の皆さんの 活躍を期待しています。ありがとうございました! 愛知地区チューター 岸拓実 |
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