こんにちは! 2018年度「かっぱん田」管理人の和田、永田、高田、工藤です。 10月6、7日に、かっぱん田稲刈り合宿「みんなでひと狩りいこうぜ!」を開催しました!
「かっぱん田」とは、CSOラーニング制度に参加しているインターンやOB・OGを中心に、 認定NPO法人アサザ基金の指導のもと、茨城県の耕作放棄地を復田し、 生きものと相談しながら、無農薬・無化学肥料での米づくりをしている田んぼです。
今回は、CSOラーニング制度OB・OGや2018年度現役生をはじめ、地元の牛久南中の生徒、 そしてかっぱん田の取り組みに興味を持ってくれた都内の大学生など、 約20名にご参加いただきました。
6日はかっぱん田での稲刈り作業を行いました。 かっぱん田では無農薬でもち米を育てており、機械を使わず手刈りで稲刈りを行います。 稲をひとつひとつ刈り、縄で縛り、おだにかける作業です お昼ご飯は、アサザ基金が管理している田んぼで取れた新米と、 昨年度収穫したかっぱん田のもち米をミックスした炊き込みご飯と豚汁をいただきました。
おだが崩れてしまうハプニングもありましたが、 お天道様にも恵まれ、みんな汗をかきながら一生懸命取り組んでくれたおかげで、 無事、刈り終えることができました! 稲刈りのあとは地元の温泉で疲れを癒したあと、 アサザ基金が管理している古民家に宿泊しました。
翌7日は、午前中にチーム対抗カレー作り対決を行いました。 3チームに分かれ食材争奪クイズを行い、 それぞれチームで工夫を凝らしたカレーを作ってもらいました。 カレーは火おこしからそれぞれのグループで始め、 苦労してご飯を作ることの大変さ、そして美味しさを感じてもらいました。 はじめましての人同士でも、カレー作りを通していつのまにか仲間になっていましたね。 午後は、毛糸を使った体感型生きもののつながりワークショップを行いました。 かっぱん田の生きものに1人1役なりきってもらいました。 生きものはたくさんのつながり、たくさんのありがとうで繋がっていること、 そして、耕作放棄地になるとどれくらいその繋がりが途絶えてしまうのかを 体感してもらいました。 そして、最後はつくば市にある「食と農の科学館」におじゃましました。 こちらでは日本の農業の歴史や新しい研究、稲作の歴史について触れることができます。 2010年度アサザ基金インターンの棚田さんがよくわかる解説をしてくださり、 本当に勉強になりました! 参加者の方々からは、「稲刈りやワークショップでは、 楽しみつつも耕作放棄地についても真面目に考えることができてよかった。」 「火おこしからカレー作りをしたり、自分の手動かすワークショップが楽しかった。」 「みんな(CSOのOBOG)に会えて嬉しかった!また参加したい。」 といった声をいただくことができました。 今回参加してくださった皆様、ありがとうございました! 参加できなかった方々も、次回のイベントのご参加お待ちしております。
2018年度かっぱん田管理人 和田彩海・永田健一朗・高田茉奈・工藤雄大
東北大学2年の畠山と申します。 今年度(公財)みやぎ環境とくらし・ネットワーク(MELON)でインターンをしています。 今回は、MELONと宮城地区のインターンが協働で行っている活動について紹介します。 私たちは仙台市の浜辺をフィールドに、浜辺に落ちているプラスチック等の 海洋ごみについて協働で調査啓発活動を行っています。 元々MELON内の4R推進部会というチームで、MELON会員が4Rの普及に関して 様々な活動を展開していました。 今年度より、世界的に注目を集めているごみによる海の汚染を取り上げ、 仙台市沿岸部の海岸ごみの調査を開始しました。
一方、私たち宮城地区インターン5名は、地区ごとの自主プロジェクトの一環として、 9月より「海辺のたからもの」という屋号で活動を始めました。 浜辺に落ちているごみや流木などの資源を生かして、ハンドメイド品を企画制作し、 販売やワークショップを行っています。
4R推進部会ではこれまで、7月~9月に計3回の海岸ごみの調査活動を行っており、 私たちインターンも調査に協力し、海洋ごみの量と種類の定点観察や、 震災後浜辺で清掃活動を継続されている住民グループの代表の方へのヒアリングを行いました。 そうした調査を通じて、フィールドの深沼海水浴場ではごみの総量の約8割が プラスチック製品であり、漁具やペットボトル等の生活由来のプラスチックごみが 大半を占めていることがわかってきました。
深沼海水浴場では、プラスチックごみの中でも特にレジンペレットという 直径5㎜前後の円盤型のプラスチック小粒が大量に砂の中にありました。 レジンペレットはプラスチック製品に加工される前の原材料であり、 工場でプラスチックを輸送や製造する過程で非意図的に放出されたものです。
私たち宮城地区インターン生は、このレジンペレットの排出削減を目標として、 レジンペレットを使ったストラップやアクセサリーを考案し、製作しました。
9月29日に行われたMELONフェスタでは、こうした海洋ごみの問題と、 製作したアクセサリーを展示するブースをインターンが設けました。 綺麗なアクセサリーを手に取ってもらうことで、 普段海洋ごみの問題に関心があまりない人々が、 海洋ごみの問題につながるきっかけをつくることができました。
このように宮城地区では、長年活動しているCSOの経験や知識と、 環境に関心を持ち始めた大学生達の若い視点や価値観を組み合わせ、 お互いの長所を生かした活動を今後も展開していきます。
2018年度CSOラーニング制度 宮城地区MELONインターン 畠山 紳悟
こんにちは!宮城地区チューターの内川です! 先日9月25日にオイスカ名取事務所にて宮城地区9月定例会を開催しました。 今回はインターン生が定例会前から集まり、 宮城地区の自主プロジェクトについて打ち合わせをしていました。
自主プロジェクト名は「海辺のたからもの」です。 浜辺に流れ着いたプラスチックや空き瓶などのゴミの破片を利用し、 ハンドメイド作品を作っています。 この日も、持ち寄った材料からレジン作品を製作していました。 今後もプロジェクトについての情報は、FacebookやTwitterから発信していきますので、 見守っていただけると嬉しいです!
【Facebook】海辺のたからもの 【Twitter】海辺のたからもの 定例会後は、オイスカさんの防風林の植栽地を見学させていただきました。 お互いのCSOの情報交換が盛んなことも宮城地区の特徴です。 これからも、皆さんの活動をサポートできるように私も頑張りたいです。 内川 裕稀
こんにちは。関西地区チューターの岡です。
皆様、台風被害などは大丈夫でしょうか? 少し遅くなってしまいましたが、9月28日に行われた 関西地区の定例会についてレポートします。
9月定例会の幹事は「びわこ豊穣の郷」と「安曇川流域・森と家づくりの会」で インターンをしている二人でした。 会場にはびわこ豊穣の郷の事務所を使わせていただきました。 早めに集まり、まずは自主プロジェクトについての話し合いを行いました。 関西地区では「環境配慮行動をとらない学生の行動を変える」という趣旨で プロジェクトを進めていて、 幾つかの大学生協にレジ袋の有料化ができないか という企画を持ち込むことになりました。 大学と連携して企画を行うというのは大変ですが、 実際にイベントを開催できればとてもおもしろい取り組みになりそうです。
プロジェクトの話し合いの後は、2つのCSOの方からお話をいただきました。 安曇川流域・森と家づくりの会では、森林保有者、家のつくり手、住まい手、 地元行政をつなぎ、 安曇川流域で育った木を利用して家をつくるという事業を通じて、 環境を守る活動をされています。 元気な森を維持しながら、それを利用することでそこで働く人や地元も元気でいられる。 地域資源を循環させる”地産地消の家づくり”というのは、私にとって新鮮でした。 みんなが元気になるというのはとても素敵ですね。 会のブログ「もりいえ便り」にインターン生の山本さんのレポートが載っているので、 皆さんもぜひ覗いてみてください!
もりいえ便り(ブログ)
びわこ豊穣の郷は、赤野井湾を中心に水質改善や豊かな生態系を取り戻すために 活動をされています。 新しく始まった赤野井湾の底をさらう活動では、 おびただしい量のプラスチック類が引き上げられたそうです。 その多くが農業関連のものだったことから、今後自治会長さんなどと協力して、 上流地域の農家さんに問題を認知してもらえるように活動していくとのことです。 団体の設立から22年、地元の方とのつながりも強く、 住民の皆さんと地域の環境を長く守って来られたのだということがよくわかります。
定例会の後は、豊穣の郷の皆さんが用意してくださったおでんと、 会で作られた新米をいただきました(しあわせ〜!)。ありがとうございました!!
関西では先週の頭くらいから金木犀が香り始め、秋だなあと感じています。 ずいぶんと肌寒くなってきましたので、体調管理には気をつけたいですね。
岡 英里奈
こんにちは!愛知地区チューターの岸です。 今月は、19日に名城大学ナゴヤドームキャンパスで定例会を行いました。 今年から新しくCSO団体に加わった南遊の会が幹事で進行していきました。 南遊の会は南山大学の藤本先生が代表で、 主にベトナムでマングローブを植えるという活動をしている団体です。 近年、マングローブ林は伐採により数を減らしています。 ベトナムは、他のマングローブ林とは違いベトナム戦争時に消失しました。 そのマングローブを再生しようと立ち上がったのが南遊の会です。 マングローブの専門家である藤本先生中心に、現地の森林管理局と協力し、 ベトナムの環境にあったマングローブを育成・研究しています。 そのスタディツアーが8月に行われましたので、この活動をメインに報告してもらいました。 マングローブを植えることはもちろん、現地のベトナム学生との交流など とても楽しそうな様子が伝わってきました。 またCSOの方より南遊の会についての歴史についても学びました。 私も思わずベトナムでマングローブを植えるスタディツアーに参加したくなりました。
他にも各々活動報告共有してもらい、皆さん順調に活動しているようです。
最後に全国合宿で決めた自主プロジェクトの話し合いをしました。 愛知地区は国際色豊かで、みんな英語が得意!ということで、 愛知に住んでいる外国人の方々にお話しをうかがい、様々な問題を調査していきます。 次回までにやることを自分達で決め、今回は解散しました。 この自主プロジェクトの進行にも期待しています!!
岸 晃大