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2021
01,07
13:42
【チューターレポート】12月の関東地区定例会
CATEGORY[CSOラーニング制度]
こんにちは!関東地区チューターの近能です!
2020年12月17日(木)に関東地区12月定例会が行われました。
突然ですが、みなさんはこのキャラクターを見たことはあるでしょうか?
小学校・自治体などで「どこかで見たことある」という人もいるのではないでしょうか。
このキャラクターは「こどもエコクラブ」のキャラクターです。
今回の定例会では、「こどもエコクラブ」の事務局などを行っている
公益財団法人日本環境協会の東尚子さんからお話をお聞きしました。
公益財団法人日本環境協会では、こどもエコクラブ事業や、グリーンマーケットの
実現に関する事業、地球温暖化防止に関する事業、土壌環境保全対策を重点分野として
様々な環境保全事業をおこなっているそうです。この中から今回は「こどもエコクラブ」
について詳しくお話を伺いました。
「こどもエコクラブ」は幼児(3歳)から高校生までなら誰でも参加でき、地域のゴミ拾いや
水路の調査、どんぐりの名前調べなど様々活動が全国の10万人の子どもたちによって
行われているそうです。
これらの活動は子どもたちがみんなで相談しながら課題を見つけて考えてアクションを
起こしていて、小中学生の頃から環境に対して意識や、PDCAサイクルを自然と身に付ける
ことができるのではないかと感じました。
こどもエコクラブに参加していたラーニング生もおり、内山くんはオオサンショウウオの
観察を行っていたそうです。貴重な体験ができ、楽しかったと話していました。
また、公益財団法人日本環境協会でインターンをしている加藤くんの活動紹介もして
くだいました。加藤くんはこどもエコクラブの活動報告に対する専門家からのメッセージ
の要約や、活動現場での子どもたちのサポート、バーチャルイベントのブース作成など
を行っているそうです。ラーニング生の活躍を、派遣先のCSOの方から聞くことが
できて、とても嬉しく思いました!
質疑応答では、「素敵な活動なのに小学校が終わってしまうとこどもエコクラブの
活動から離れてしまう人も多いのではないですか?」という質問がありました。
それに対し東さんは「離れてしまう人が多いけれども、活動や環境に対する意識は
きっと忘れずに持ってくれていると思うし、また大学生や社会人になってから環境保全
活動に参加してくれるといいなと思ってます。」とお話しくださいました。
子どもの時の体験は本当に大切なもので、その時に環境について考えられることは将来に
大きな影響を与えるのではないかと思い、環境教育の大切さを改めて感じることができました。
これまで、他のラーニング生がどのようなところで、どのような活動をしているのかを
知る機会があまりなかったのでよい機会だったと思います。インターンの活動もあと残り
わずか!このCSOラーニング制度の活動から様々なことを吸収してほしいと思います!
関東地区チューター
近能 一真

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2020
12,18
14:33
【チューターレポート】12月の関西・愛知・宮城地区合同定例会
CATEGORY[CSOラーニング制度]
お久しぶりです!関西地区チューターの秦野です!
12月10日(木)に3地区合同定例会が行われました!
今回は、気候ネットワークの伊与田さんにご講話をいただきました。
伊与田さんはCSOラーニング生の大先輩にあたる方で、気候ネットワークが行っている
ことやインターン生時代にCOP13に参加された際の貴重な経験談を語っていただきました!
さらに、気候変動によって高まる健康リスクや昨年のCOP25で気候変動から気候非常事態
に文言が変わったお話もしていただきました。
個人的に印象に残っているのは『気候変動の解決なしにSDGsの達成なし』というお言葉で、
気候変動対策を世界各国が協力して行える仕組みを早急に構築することが非常に重要だと
感じました。
 
ご講話のあとの質疑では、現役ラーニング生から「先進国と途上国のNGOの違い」や
「日本の世論の理解が進んでいない理由」、「一般人である私たちにに何ができるのか」
といった質問が出ました。
先進国はお金もあるため大所帯でCOPに参加できる一方で、途上国は少人数での参加で
全ての会議にスタッフを派遣できないという問題があるそうです。また、日本では行動
する人に冷や水を浴びせたり、冷笑する社会という側面があるため、社会問題が自分と
繋がっていることに気付けるかが大事というご回答でした!




最後に、私たち一人一人ができることの延長に解決はなく、社会全体で本当に解決できる
ことを見つけて行動することが重要だとお話しいただき、ご講話が終わりました。
ラーニング生にとってはインターン先以外のCSOの方のお話を伺うことができたとても
良い機会になったと思うので、今回感じたことを残りのインターン期間にぜひ活かして
ほしいです!!
関西地区チューター
秦野悠貴

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2020
12,15
16:17
市民のための環境公開講座パート3-3
CATEGORY[市民のための環境公開講座]
こんにちは、SOMPO環境財団の長沼です!
with コロナを踏まえて “無料のオンライン講座”として開講している
「市民のための環境公開講座」。今年度の最終回、Part3“サステナブルなライフスタイル”
の第三回目は、「パーマカルチャー 共生型未来へのパラダイムシフト」と題して、
共生革命家のソーヤー海氏にご登壇いただきました。
冒頭、ソーヤーさんから参加者の皆さんへ「生きるってどういうことなんだろう?」
と問いかけがありました。
視聴者からは様々な答えがチャットで返され、それぞれが思う「生きる意味」を
考えながら講座はスタートしました。
「パーマカルチャー」とは、パーマネント(永続性)と農業(アグリカルチャー)、
文化(カルチャー)を組み合わせた言葉で、永続可能な農業をもとに、永続可能な文化、
つまり人と自然が豊かな共生関係を築くためのデザイン手法のこと。ソーヤーさんは
若い頃にコスタリカのジャングルで生活し、その時の経験から、全ての生物は、
この地球という“大きなシェアハウス”の仲間だということに気づかれたとのこと。
そして、人間も含めて太陽のエネルギーに生かされている命は自然環境の一部として
繋がっており、それらが循環することが、一番あるべき豊かな形であると学んだそうです。
そんなソーヤーさんが提言されるのが、「共生社会への社会変革」です。
今の世の中は、“生態系”、“社会と経済”、“民主主義”、“精神”の4分野で危機に直面しており、
その根源は資本主義に行き着くとのこと。効率を目指してきた資本主義社会は、一方で
人々からゆとりを奪い、既に人間の豊かさのためには機能していない状態となっています。
その現状から脱却し、自然との共生を実践するために行っているのがアーバンパーマカルチャー。ソーヤーさんは、永続可能な農業は田舎だけではなく、都会でも実践できることを
広めて、崩壊しつつある資本主義社会の“救命ボート”を作りたいのだそうです。
もう、人々が競い合うピラミッド型の「エゴシステム」の社会は立ち行かなくなって
きており、全ての生きものと自然が互いに関わり合い、循環していく「エコシステム」
への変革が必要だとのこと。そのために私たちが身近で出来る行動として、ソーヤーさんが
「種を植えてください」と仰ったのが印象的でした。



withコロナの時代の幕開けとともに、“無料のオンライン講座”という新しい形に挑戦した
2020年度の『市民のための環境公開講座』も今回で終了です。至らない点もあったかと
思いますが、ご参加くださった皆様には、SOMPO環境財団一同心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。
是非また2021年度の講座でお会いしましょう!    

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2020
12,07
09:57
市民のための環境公開講座パート3-2
CATEGORY[市民のための環境公開講座]
こんにちは、SOMPO環境財団の長沼です!
with コロナを踏まえて “無料のオンライン講座”として開講している
『市民のための環境公開講座』。
Part3 “サステナブルなライフスタイル”の第二回目は、
『自然をつなげる持続可能で豊かな暮らしと住まい』と題して、
株式会社サスティナライフ森の家 代表取締役の大場江美氏にご登壇いただきました。


大場さんは現在宮城県で地元産の木材にこだわった家づくりに取り組んでいますが、
それには大場さんご自身が、元々アトピーなどアレルギー体質であったため、
流通過程がトレースでき、化学薬品による燻蒸など処理をしていない国産素材を使った
家に住みたいと思ったことが関係しているそうです。そして、住宅事業を始める前に、
「自分は将来どんな暮らしをしたいのか?」と自問した際に考えた結論は
「『地球と共生する』循環する暮らしつくる」というコンセプトでした。
大場さんによると、日本は国土の66%が森林で、世界第二位の森林率を誇る国ですが、
一方で木材自給率も供給量も年々低下しています。安い外国材の輸入が多く、
日本の山には森林も木材もあるけれど、そもそも市場に出回っておらず、また、
近年は木材がバイオマス燃料に使われる量も多く、家づくりのために使える木材は決して
多くないのだそうです。加えて、最近では太陽光発電設置のために、どんどん木が
切られていっている状況もあるとのことです。
そして、日本では、森林も「少子高齢化」の問題に直面しています。
年老いた木々は多くあるものの、若い森林が育たず。それが原因で二酸化炭素の吸収量も
減ってきているとのこと。年老いた木々の割合が多いと、国や大場さんが標榜される
「循環の森づくり」は難しいのだそうです。

サスティナライフ森の家は、最新の林業機械を使わずにチェーンソーで人が伐採し、
化学薬品を使わず「煙でいぶす」など昔ながらの製法で木材を作り、一本一本の
木の良さを引き出す製材活動を行っています。その方法は、手間はかかるものの、
地元に雇用を生むことにも繋がり、様々な社会課題の解決にも貢献しているそうです。
また建て主に大黒柱用の木を自分で切ってもらうなど、思いのある家づくりを進めています。
『循環する暮らし』とは、森を中心として木材の生産・利用で地域と繋がり、
思いのある経済活動を通じて様々な社会的課題を解決させ、未来を創ること。
その実現のためには、100年以上先を見据えた計画が必要であるものの、
一方で若い次世代の教育にもつながっていくのだそうです。
大場さんが仰っているように、“木から学ぶこと”は多いのですね。
次回Part3 “サステナブルなライフスタイル” の最終回は、12月7日(月)18:30~19:45。
『パーマカルチャー 共生型未来へのパラダイムシフト』と題して、
共生革命家のソーヤー海氏にご登壇いただきます。
お申し込みはこちら→市民のための環境公開講座お申し込み

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2020
12,01
11:50
市民のための環境公開講座パート3-1
CATEGORY[市民のための環境公開講座]
こんにちは、SOMPO環境財団の長沼です!

with コロナを踏まえて “無料のオンライン講座”として開講している
『市民のための環境公開講座』。
Part3“サステナブルなライフスタイル”の初回は、
『お花屋さんからみた「サステナブルなライフスタイル」』と題して、
株式会社LORANS.代表取締役の福寿満希氏にご講演をいただきました。
福寿さんは、花や緑を通じて「人の環境」と「自然の環境」をテーマに社会課題へ
積極的に取り組むことを目指して、社会的役割を基盤としたお花屋さんを経営されています。LORANS.は、「マイノリティ当事者の雇用格差の解消」と「子供たちの未来の働く場の創造」をコンセプトとしており、現在60名いるスタッフのうち、45名の方々が何らかの障がいや難病と向き合いながら働いています。



また、こちらでは“フラワーギフト環境循環”という活動にも取り組んでいます。
「フラワーロス」と呼ばれる生花店の売れ残り廃棄は一般的に生産量の20~30%に及び、
その年間総量は、フードロス610万トンの約3倍にもなるそうです!
LORANS.では、廃棄される花を“資源花”として再生紙の原料として活用し、
スケッチブックなどとして販売しています。また、withコロナでの取り組みとして、
廃棄花をドライフラワーとして新しいギフトへ加工したり、イベントがキャンセルとなり
不要になったフラワーギフトを、別の形でニーズのある方々へ販売したりもしています。
しかも、不要となったラッピングペーパーでマスクも制作されたとのこと。
発想の転換から大きなニーズを生み出しています。
福寿さんが“マイノリティ当事者の雇用問題”に取り組み始めたのも、自宅で始めた
フラワーギフトサービスの仕事について、「他と差別化できることはないか?」と
考えたことがきっかけです。そんな折に、障がい者施設でのフラワーレッスンの仕事を
引き受けたことが契機となり、軽度の障がい者でもなかなか就職が難しい現実を知った
とのこと。そこから、自分だけにできることは「花や植物」×「マイノリティ雇用」の
仕事なのではないか?と考え、現在のLORANS.の形に繋がっているそうです。


福寿さんは、「異なるもの同士を組み合わせることが、新しい価値の創造へつながる」
と仰っていますが、フラワーギフト環境循環も、マイノリティ当事者雇用への取り組みも、
まさにそれを具現化していますね。
福寿さんは前職の上司が言った「世の中で一番の社会貢献は雇用を生むこと」を信条に
されています。その言葉に背中を押された福寿さんは、
「働く幸せ、とは仕事を通じた“愛される喜び”」と熱く語りました。
そして、福寿さんの目標は「誰もが自分色に花咲く社会を作る」です。
福寿さんとLORANS.の植えた花が、社会全体に咲き誇ると良いですね!




次回“サステナブルなライフスタイル”の第二回は、12月1日(火)18:30~19:45。
『自然をつなげる持続可能で豊かな暮らしと住まい』と題して、
株式会社サスティナライフ森の家 代表取締役の大場江美氏にご登壇いただきます。
お申込みはこちら→市民のための環境公開講座お申し込み

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