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2020
10,27
16:44
【チューターレポート】10月の関東地区定例会(インドネシアコラボ企画)
CATEGORY[CSOラーニング制度]
こんにちは!関東地区チューターの近能です!
2020年10月15日(木)に関東地区10月定例会が行われました。
なんと今回はインドネシアとのコラボ企画!
最初、緊張した様子でしたが、アイスブレイクで和やかな雰囲気となりました。
アイスブレイクはチャット機能でみんなが好きな食べ物を出していき、
気になったものについて質問していくというものでした。
アタリメやインドネシアの食べ物の話題で盛り上がりました。
インドネシアにも豆腐があるようで、共通点を知り親近感が湧きました!




そしてメインイベントの日イの意見交換会へ!
意見交換会では最初に「ゴミの問題」が話題となりました。
まず、日本の学生からは
「有機ゴミはどのように利用されているのか?」
「分別はされているのか?」
などの質問がでました。
インドネシアの学生によると、
インドネシアのゴミの分別は、“有機ゴミ”か“それ以外のゴミ”の2種類のみで、
有機ゴミは集めて主に有機肥料に活用しているそうです。
しかし、“有機ゴミ”か“それ以外のゴミ”の分別について一般の市民の認識は低く、
正しく分別できていないのが現状であると話していました。
また、インドネシアのゴミ処理方法は燃やさずに埋め立てるため、現在埋め立て地が
なくなってきているという問題を抱えているようです。
一方で、有機ゴミを活用するための支援活動などの前向きな意見を話してくれる
インドネシアの学生もいました。

インドネシアの学生からは
「日本の分別はどのようになっているのか?」
「最終的なゴミ処理はどう行われているのか?」
などの質問がでました。
インドネシアの学生も分別やゴミの最終処理方法については興味を持っており、
日本の分別やゴミを処理する能力はとても高いのだと改めて感じました。
このような意見交換も、ゴミ問題を解決するための一歩になるのかなと思います。
今後、世界が手を取り合いこのゴミ問題の解決が進めばよいと思いました。




次の話題は「インドネシアのアブラヤシプランテーション産業の環境問題」になりました。
この話題について、インドネシアの学生は次のよう話してくれました。
『この問題は多面的で表裏一体です。
アブラヤシの生産による森林伐採で熱帯雨林が減少しています。そのため、オラウータン
などの野生動物や地球温暖の問題があります。このことはみんなが知っていることです。
しかし、インドネシアはアブラヤシの生産量が世界1位で、それが国の大きな収入源で
あることも事実です。
また、アブラヤシの根元にコーヒーの木を植えることなどの取り組みも始まってきています』
私の中のアブラヤシの商品のイメージは「環境によいもの」だったので、環境に悪い影響を
及ぼしているということを始めて知りました。
そのように思っていた日本の学生も多いようでした。産業と環境の問題は本当に難しい問題
だと改めて気づかされた話題となりました。




1時間半という短い時間でしたが、質問や意見が飛び交い、とても中身の濃い意見交換会に
なったと感じました!
日本とインドネシアの学生の間に、今回の定例会だけに終わらず、SNSを通してさらなる交流が
生まれるといいなと思います!


 



関東地区チューター 近能一真

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2020
10,15
13:19
【チューターレポート】10月の関西・愛知・宮城地区合同定例会(インドネシアコラボ企画)
CATEGORY[CSOラーニング制度]
こんにちは!愛知地区チューターの寺本です。

10月8日木曜日に3地区合同での定例会がありました。
今回はインドネシアでラーニング制度に取り組む学生たちとオンライン上でコラボしました。
日本とインドネシアでは背景の雰囲気も異なり興味深かったです。

最初にアイスブレイクでチャット機能を使って好きな食べ物について話し、
日本の学生が言った焼肉についての話で盛り上がりました。
また、インドネシアの学生が「日本食のレストランに行ったことがある」と言っていたのが
印象的でした。
私も、インドネシア料理店に行くことでインドネシアについてもっと知ることができると感じ、
今度行ってみようと思いました。



本題の環境問題については事前に“自分の関心のあること”について記入したシートを使って
進めました。
 
両国ともに一番関心があったのは廃棄物問題についてでした。
インドネシアの学生が食料廃棄について意見を述べ、それが国として大きな問題となっており、
インドネシア国内の廃棄物全体の40%が食品由来のごみだということを知りました。
発言したインドネシアの学生はその問題について、その量は減らすことができるし、
解決することもできる、と前向きな考えを共有してくれました。
私も“作りすぎや食べ残しなどをしない”生活をすることで、この問題の改善に貢献できるの
ではないかと思いました。





また、今回のトークテーマの中で、生物多様性や森林伐採についてとても面白い意見交換が
できたと感じました。
日本の森林は伐採して管理する必要があるのに対し、インドネシアでは伐採しすぎている
ことが問題となっているようです。
ただ、インドネシアの森林でも保護林や国立公園といった形で管理している場所もあります。
国立公園も日本とインドネシアで扱いの違いや、森で生活を送る先住民が森林破壊者という
扱いにならないように彼らの人権についても守っていく必要があるなど、「森林伐採」という
切り口でも多くの問題が関わっていること、解決するにも多方面から配慮した取り組みが
必要であることを学びました。





そのほかにも気候変動やプラスチック問題などさまざまな環境問題について話し合うことが
できました。
質問や意見も飛び交いとても充実した1時間半となりました。
もしかしたらコラボ第二回もあるかもしれないとのことで、今から楽しみです。

 


愛知地区チューター 寺本 愛菜

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2020
09,28
14:48
【チューターレポート】9月の関東地区定例会
CATEGORY[CSOラーニング制度]
みなさんこんにちは!
2020年度関東地区チューターの近能一真です。
9月17日(木)に行われた関東地区オンライン定例会の様子をお伝えします!
⑴チューターからの発表
ラーニング生に今後の活動イメージを持ってもらうため、チューターである私から
昨年度の「活動紹介」や「自主プロジェクト」、「CSOラーニング制度を終えての現在」
を発表しました。
質疑応答では「CSOラーニング制度後の他のラーニング生との繋がりは?」
「CSOラーニング制度で得られたスキルは?」などのたくさんの質問がありました。
ラーニング生はメモを取りながら聞いたり、たくさん質問してくれたりしたので、
CSOラーニング制度への意欲を感じました。これからの活動や定例会が楽しみになりました!
⑵活動の様子を発表
8月からの活動の様子を数名に発表してもらいました。
活動は、海や山でフィールドワークをする人、自宅からオンラインで
作業している人など様々でした。
また、活動する上での不安や悩みも話してもらい、私が思っていたよりも
ラーニング生は不安や悩みを抱えていると感じました。「ワークショップを
成功させることができるか」、「パソコン操作で手間取ってる」
「オンラインで自己紹介するのって難しい」「英語の翻訳が苦手」など様々な
不安や悩みがありました。
それぞれが悩みを抱えながらも、それをこの定例会で共有でき、
「悩んでるのは自分だけじゃない」と思えて励みになったのではないかと思います。
オンラインでの定例会ということで活発な意見交換ができるか心配でした。
でも、ラーニング生のみなさんが積極的に発言してくれて意見交換ができたので、
とても有意義な定例会になったと思います!
関東地区チューター
近能一真

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2020
09,25
13:28
市民のための環境公開講座 パート1-3
CATEGORY[市民のための環境公開講座]
こんにちは、SOMPO環境財団の長沼です!
with コロナを踏まえて “無料のオンライン講座”として開講している『市民のための環境公開講座』も、今回がPart1「生きものと気候変動」の最終回です。

第三回目は、「真のパラダイムシフトで地球環境を守ろう!」
というタイトルで、NHKエンタープライズ エクゼグティブプロデューサー
堅達京子氏にご講演いただきました。


堅達さんのお話は少しショッキングな内容で始まりました。
人間が開発を続けた結果、約100万種類の動植物が絶滅の危機に。
温暖化が進み、世界の氷が解けると新しい有害ウィルスが出現するかも。
森林火災の多発化で排出されるCO2が膨大な量に…。

これまでどこか遠い世界のことのように感じていたことが、説得力のある
お話しぶりで、とても身近な危機なのだと知り不安になります。
日本も例外ではありません。頻発する豪雨と猛暑。これまで「100年に一度の規模」と
言われていた気象災害が毎年のように起こるようになりました。



破壊されていく自然と進む温暖化。これに歯止めをかけるカギは、「グリーンリカバリー」
だと堅達さんは仰います。つまり、大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済をやめて、
“持続可能な経済”へと転換するパラダイムシフトを起こすこと。

これまで人間が大量に生産して廃棄してきたプラスチック、マイクロプラスチックは
海に流れ、魚を通じた食物連鎖で私達の体の中にも取り込まれています。
また、地上で廃棄されたプラスチックからメタンやエチレンガスが発生しているという
報告も。このように、役割を終えた後のプラスチックは自然界にとって有害でしかない
のですが、今多くの国や自治体、企業が“脱プラスチック”へ向けた挑戦に乗り出している
そうです。
日本はようやくレジ袋が有料化されるなど、対策が遅れている感があるものの、
堅達さんは、「環境配慮を一日で成すことは難しい。私達一人一人ができることから始め、
そして地球を守ろうとしている企業や自治体を応援することが重要」と仰います。
お腹一杯にプラスチックを食べて死んでしまったかわいそうな海鳥。
それはもしかすると、行動を起こさなかった先にある人間の姿なのかもしれません。
私も今できることから始めようと思います。


次回Part2「未来へバトンをつなぐ“お買い物”」の第1回は、11月4日(水)18:30~19:45
「私達の選択が未来を変える エシカル消費のすすめ」と題して、
一般社団法人 日本エシカル協会 代表理事の末吉里花氏にご講演をいただきます。
お申込みはこちら→ 市民のための環境公開講座お申し込み

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2020
09,23
13:47
市民のための環境公開講座パート1-2
CATEGORY[市民のための環境公開講座]
こんにちは、SOMPO環境財団の佐藤です。
1993年から継続して開催している『市民のための環境公開講座』、今年はwith コロナを踏まえて初めて “無料のオンライン講座”として開催しています。
Part1「生きものと気候変動」の第2回目となる9月16日は「もっと山や森の中へ いきものの痕跡を求めて」と題して、動物学者/「けもの塾」塾長の、今泉 忠明氏にご講演いただきました。



新潟県長岡市などに生息するノウサギは、真っ白な雪の中で天敵から身を隠すため、秋から冬にかけて茶色から白色に変化するそうです。異常気象で積雪が遅れると、白化によるカムフラージュが役立たず、天敵のキツネ、鷹、ワシに見つかってしまいます。ノウサギを主食とするキツネなどの生きものも、食糧がなくなります。



また、ホッキョクグマは氷の上で休んでいるアザラシやアシカを狩っていますが、地球温暖化で氷がなくなると狩りができなくなります。アザラシは氷の上で黒い毛のの子どもを出産しますが、温暖化で氷が解けるとワシに狙われるため、休む場所だけでなく子どもを育てる場所も失うそうです。



北極地方を人工衛星で監視しているNOAAというアメリカの海洋研究所があり、そこで1950年代の北極地方を真上から撮った映像では氷の地帯が白く残っていますが、2050年の予測では氷がほとんどなくなっているそうです。

地球の温暖化によって直接的な暑さで絶滅するのではなく、生息地がなくなったり、食糧がなくなったりと、生息環境が変化して生きられなくなる悪影響もあることに改めて気づきました。
人間が原因となっている地球温暖化などの環境変化は、生物の進化の速度よりも早く、大きな影響を与えていること、私も生きものたちと共に生きていくために、地球温暖化を抑える行動を心がけていきたいと思いました。
次回第3回は、9月23日(水)18:30~19:45
「真のパラダイムシフトで地球環境を守ろう!」と題して、NHKエンタープライズ エグゼクティブ・プロデューサーの堅達 京子氏にご講演をいただきます。

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