こんにちは。損保ジャパン日本興亜環境財団の佐藤です。
11月18日の「市民のための環境公開講座」(Part3)第2回は、 「メディアが考えるSDGsの自分ごと化とメディアの役割」と題して フジテレビCSR推進室部長の木幡美子さんと 講談社のFRaU編集長兼プロデューサーの関龍彦さんのお二人に対談をいただきました。
セミナー形式の市民のための環境公開講座では、対談はあまりない試み。 どのように進行するのか不安もありましたが、 JEEFの鴨川光さんのファシリテーションのもと、 SDGsを伝えることに真剣に取り組むお二人の熱意が伝わる対談となりました。
視聴率が取れるのか懸念する社内を説得して、 番組「環境クライシス」、「フューチャーランナーズ」を制作したところ、 むしろ社内の意識が大きく変化し、登場人物の推薦情報が寄せられるようになったお話しや、 女性雑誌でSDGs特集を発行する際、思った以上に多数の企業のサポートが得られたことなど、 さらに旅行会社と連携したSDGsのツアー企画にまで発展したことなど、 SDGsへの対応が進むメディアの最先端のお話しを頂きました。 SDGs目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」の中で メディアの力がいかに有効かを実感する対談となりました。
次回第3回は、今年の市民のための環境公開講座の最終回となります。 11月25日(月)18:30~20:00 「SDGsのコミュニケーション」について、 株式会社朝日広告社の石田一郎氏にお話しをいただきます。
お楽しみに!
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こんにちは。 損保ジャパン日本興亜環境財団の佐藤です。
11月11日から市民のための環境公開講座(Part3) 「伝える・つなげる仕事」を開始しました。 第1回は、「マシンガンズ滝沢と考えるゴミ問題」と題して 芸人の滝沢秀一さんにご講演をいただきました。
滝沢さんはお笑いコンビ「マシンガンズ」として活躍する一方、 7年間ゴミ清掃員としても働いています。 毎日のゴミ収集作業の中で気がついた「ゴミ清掃あるある」をつぶやいたツイッターが、 SNSで大きな話題となり、コメントをまとめて奥様のイラストとともに出版した本が 反響を生むなど、大活躍されています。
ゴミ収集時の苦労や、その過程で見えた地域格差の問題、 さらに廃棄物を調べる中で知ったゴミ先進国スウェーデンの取り組みなど、 話題は多岐に及び、会場は笑いが絶えませんでした。 また、平均すると全国のごみ処理場はあと20年でいっぱいになる、 ゴミの量を減らすことに本気で取り組むべきと重要性を強調されるなど 深刻な問題を認識した講演となりました。 第2回は 11月18日(月)18:30~20:00 「メディアと考えるSDGsの自分事化とメディアの役割」と題して、 株式会社フジテレビジョンの木幡美子氏、 講談社FRaU編集長の関龍彦氏に対談をいただきます。お楽しみに!
10月2日の市民のための環境公開講座(Part2)第3回は、 「地球をケアする”コスメティックレボリューション”」と題して 株式会社ラッシュジャパン アースケアスーパーバイザーの窪田とも子さんに ご講演をいただきました。
イギリスに本拠を置き、世界49か国で化粧品の製造販売を行うLUSHでは、 「地球でビジネスをさせてもらっているので、地球を守りたい」をミッションに掲げ 「化粧品のための動物実験へNO!」、「パッケージは可能な限り使用せず、 使用する場合も最小限度にとどめる」など、 環境への配慮を常にビジネスの中心においています。
今回の講座では、特にプラスチックの大量消費が引き起こしている深刻な海洋汚染、 生態系破壊、気候変動への影響についての危機意識と、 ネイキッド商品の開発・販売や、容器の回収、再生利用など その解決に向けたLUSHの取り組みを詳しく説明いただきました。
「すべてのプラスチック使用を今止めることはできない。 小さくてもいいので自分たちでできることはやってみよう。」 というメッセージは、参加者に確実に響いたと思います。
11月から新たにPart3「伝える・つなげる仕事」が始まります。 第1回は 11月11日(月)18:30~20:00 「マシンガンズ滝沢と考えるゴミ問題」と題して 芸人の滝沢秀一氏にご講演をいただきます。お楽しみに!
9月25日の市民のための環境公開講座(Part2)第2回は、 「イノベーションは辺境から~地産地消型エネルギーから電子マネーまで~」と題して 日本植物燃料株式会社 代表取締役の合田真さんにご講演をいただきました。
合田さんは、2000年に日本植物燃料株式会社を設立、 主にアジア・アフリカで化石燃料の代替となる植物燃料を販売する事業を展開されています。 また、社会起業家として、先進国のようなインフラが整備されていないアフリカの村で、 太陽光発電、携帯電話、ドローン、電子マネーなど最新のテクノロジーを用いて、 地産地消型再生可能エネルギー、食糧生産、金融サービスの提供に取り組まれています。
そのダイナミックな活動の原点は、二宮尊徳が説いた「心田開発」 (一人ひとりの心を育てることがコミュニティー全体を強化することにつながる)とのこと。 日本の農村を再興した心と先端テクノロジーを使って、 アフリカの人々を支えたいという熱い気持ちが伝わる講演でした。
次回パート2の第3回目は、10月2日(水)18:30~20:00 「地球をケアする”コスメティックレボリューション”」と題して 株式会社ラッシュジャパン アースケアスーパーバイザーの窪田とも子氏にご講演をいただきます。 お楽しみに!
こんにちは。損保ジャパン日本興亜環境財団の佐藤です。 市民のための環境公開講座 Part2「豊かな生活と環境の共生」がスタートしました。 9月18日の第1回は「食品ロスに新たな価値を」と題して、 株式会社日本フードエコロジーセンター代表取締役の高橋巧一さんにお話をいただきました。
日本では、一日約5万トンの食品(25メートルプール100個分!)が廃棄され、 税金を使って焼却処分されているとのこと。獣医師でもある高橋さんは、 独自技術で食品廃棄物から液状の飼料を作り、 畜産事業者に提供するビジネスモデルを構築され、 社会問題となっている食品ロスの削減にビジネスの視点を用いて取り組まれています。
単に食品廃棄物を加工して飼料として販売するだけでなく、 大手食品スーパー等とタッグを組んで、 リサイクル飼料を食べて育った豚を「環境にやさしい豚肉」として販売するなど、 真の食品リサイクル・ループの構築を目指されていました。
開発した技術の特許をとらず、皆でリサイクル・ループの構築を進めてほしいと語る 高橋さんの環境を思う熱い気持ちに驚き、感動しました。
次回第2回目は、9月25日(水)18:30~20:00 「イノベーションは辺境から~地産地消型エネルギーから電子マネーまで~」と題して 日本植物燃料株式会社 代表取締役の合田真氏にご講演をいただきます。